結婚する前に必要？探偵の結婚前調査とは？婚約者の身辺調査を依頼するケースをご紹介

今や出会いの方法も様々で、婚活サービスやマッチングアプリなどインターネット上の出会いも増えています。しかし、そのような出会いにはリスクがつきものです。簡単に詐称できるプロフィールを全て信じても良い物なのでしょうか？探偵による結婚前調査なら相手の真実がわかります。出会いの方法が多い現代だからこそ、一生を左右する結婚で後悔する事のないよう、結婚前調査が重要となってくるのです。

 

人は見た目によりません。普段優しく見える人でも、実際に優しい人だとは限りません。

笑顔の絶えない温かい家庭を築いていけそうに見えても、本当のところはわかりません。付き合っていた優しい婚約者が、実は結婚詐欺師だったというケースもあります。

結婚はその後の人生をその相手と共に生きていくという事です。いざ結婚を目前に控えると、婚約者が本当に結婚すべき相手なのか、結婚しても間違いない人なのか、不安になることもあって当然です。

このような不安が少しでも頭の中のどこかにあるのなら、探偵による結婚前調査で確かめるべきでしょう。

結婚前調査とはどのような調査なのか、詳しく解説いたします。

 

結婚前調査とはどんなこと？

結婚を前提にお付き合いしている相手のことはよく理解し信用しているつもりでも、まだ不明な部分があるかもしれません。実際調べてみると、結婚するかどうかを左右する重大な問題が明らかになる場合もあり、調査によって判明した内容によっては結婚を取りやめたケースも存在するのです。

結婚や離婚は洋服の買い替えのように何度でも気軽に行えるものではありません。何か重大な問題を知らないまま結婚をすると、「こんなはずじゃなかった」と頭を抱えることになってしまいます。

結婚前調査とは、そうした懸念を払拭し、安心して結婚するために、相手の身辺を事前に調査することです。

 

婚約者に行う身辺調査

誰もが自分の評価を下げるような都合の悪いことは他人に言いたくないと感じるもので、好きな相手ならば尚更隠そうとするわけです。ギャンブルにのめり込んでいる事、キャバクラや風俗に通い詰めている事、借金の返済に追われている事などは、言い出しづらいことでしょう。結婚して一緒に暮らすようになれば、いずれわかってしまうから早く伝えなければ…と思いつつも、言い出すきっかけもなくそのままにしているかもしれません。また、「言わなければバレない」「これから生活を変えて治せば大丈夫」と思っている可能性もあります。

そのように婚約者が隠している事でも、身辺調査を行うことで明らかになります。身辺調査とは、対象者が具体的に普段どのような暮らしをしているのか、また身元や家族構成、素性、経歴などを調べる調査です。

そして、婚約者に対して行う身辺調査のことを「結婚前調査」と呼びます。

結婚前調査で何がどこまでわかる？

結婚前調査を行うことによってさまざまな事実が明らかになるとお伝えしたように、これまで、真実だと信じていた婚約者のプロフィールに嘘があれば、当然わかるわけです。

調査内容は本人の生活状況だけでなく、その範囲は、婚約者の家族や親族、交友関係にも及びます。

結婚前調査によってわかることを、次の項から詳しく紹介します。

 

婚約者が知らないところでどのような生活をしているか

幼馴染で小さいころからよく関わりあっていた相手や、学生時代から長く続く恋愛の末に結婚するなら、どんな生活をしてきたのかある程度熟知できているでしょう。しかし、婚活イベントやマッチングアプリなどで知り合った場合には、私生活の詳細な実態を知らなくても不思議ではありません。

婚約者が日々どのような生活をしているのかを調べると、プロフィールは本当のことなのか、勤務している会社・勤務形態・業務内容など、かなりの部分がはっきりとします。さらに、趣味にパチンコやギャンブルをして破産していたり、既に結婚して家庭があることが判明したり、近所や職場ではトラブルメーカーであったり、実は結婚詐欺師だったなど、思いもよらなかったことが明らかになる可能性もあるのです。

婚約者とその家族・親族の素性について

婚約者の家族、特に両親は結婚後の生活において深く関わることになるでしょう。

もし、その両親に何らかのトラブルがあれば、他人事ではありません。また兄弟姉妹も、ある程度は結婚後の生活に影響するでしょう。親戚関係も、場合によっては問題となることがあります。

婚約者本人はもちろん、家族や親族の中に、借金や犯罪歴があるような素行不良な人物がいたり、悪影響が考えられる事態が起こったりしていないかどうか、それぞれの素性を調査することが可能です。

 

婚約者の交友関係

家族や親族だけでなく、婚約者の交友関係も調査します。「類は友を呼ぶ」と言いますが、その交友関係から、婚約者の生活習慣や考え方、趣味趣向がわかるわけです。

婚約しているにも関わらず、他の相手との恋愛関係があるという事実が判明することもありますし、反社会的な団体構成員との付き合いや、麻薬がらみの交友関係などがあれば、調査によって明らかになるでしょう。結婚を思いとどまるべき重大な問題が見つかる可能性があるわけです。

また、婚約者に対して交友関係をオープンにしていないなら、そこに何か知られたくない事実があるとも考えられます。

このように、交友関係からさまざまなことがわかる事もあるのです。

 

結婚前調査を依頼するべきケースとは？

婚約者に何の疑いもなく、全く心配もないような場合には結婚前調査は不必要でしょう。では実際に、探偵に結婚前調査を依頼すべきケースとはどのような場合でしょうか。

1. 婚約者の人間関係や日常生活が不明
2. 結婚をする意思があるのに何度も延期する
3. 経歴を詐称している可能性がある
4. 金銭の要求をされている

 

以上4つのパターンで解説していきます。

思い当たる項目や、婚約者に対して不安な気持ちがある方は、一度探偵に相談してみる事をおすすめします。

 1.婚約者の人間関係や日常生活が不明

通常は婚約に至るまでにそれなりの期間があり、婚約者とデートや婚約者の友人や家族と食事へ出かけるなどさまざまな付き合いがあって何度も会っているものです。それが、婚約の段階まで来ているにも関わらず婚約者の周辺の人間関係や日常生活が不明なのは不自然でしょう。婚約者が自分の周りの人と関りを持たせないようにするには何か理由があると考えるべきです。

まず思いつくのは、家族や友人に会わせた時「本当の事がバレると不都合がある」というケースです。勤めている会社を偽っていたり、実は既に結婚していたり、結婚詐欺師であるという事も考えられます。

2. 結婚をする意思があるのに何度も延期する

結婚をする意思があるというようなことを口にはするものの、実際には中々婚約に応じてくれないケースです。結婚詐欺師は、社会的地位の高い職業で高収入、高学歴の人物に成りすまし、相手に「結婚したい」と思わせることで金銭をだまし取ります。この時、結婚できると期待させたり、結婚する日が近づいていると思わせぶりな態度を取ってその願望をあおる一方で、「まとまったお金が緊急で必要になった」とお金を要求することがあります。

つまり、相手を惹きつけるために「結婚しよう」と言いながらも、実際に結婚をしたいわけではないので、「会社で重要なイベントがあって全て任されているから落ち着いてからにしよう」など何かと理由をつけて結婚を先延ばしにするわけです。

また、結婚詐欺師だけに限らず、浮気をしているような場合にも結婚を先延ばしにすることがあります。独身と偽っている既婚者がその不倫関係を継続させるため、いつかは結婚できると思わせているケースもこれに該当します。

結婚を何度も延期するのは、背景にこのような「結婚できない理由」が潜んでいる可能性があるのです。

3.経歴を詐称している可能性がある

結婚や恋愛において、モテる傾向にある職業があります。それは、医師やパイロット、弁護士、IT企業の社長など、高収入で印象のよい職業です。

また、学歴も恋愛や結婚において重視される傾向があります。最終学歴が高卒という人よりは大学、大学院を出ている人の方が良いとされます。そして、大学と言っても誰も知らないような大学よりも、東大や京大、有名私立大学の方が印象がよいわけです。

そして、恋愛または結婚を有利にするため、都合のよい学歴や職歴を詐称する人がいるのです。居酒屋やバーで出会った相手やマッチングアプリで知り合った相手の自称する学歴や職業が、本当かどうかを個人で追求するのは難しいものです。

高学歴な割には知識が乏しかったり、大手企業に勤めていると言っているのに休みが異常に多いなど、婚約者の経歴に対して怪しいと感じる節があったら、結婚前調査によって暴かれる裏の顔があるかもしれません。

4.金銭の要求をされている

上記2でも少し触れましたが、結婚詐欺は結婚願望をテコに金銭を搾取するわけですが、その手口は大変巧妙です。

婚活パーティーやオンラインの婚活サービスなどに参加し、魅力的なプロフィールを設定し結婚願望のある人の関心を引きます。その中から高額なお金を奪えそうな相手を見定めて、結婚をちらつかせながらの相手の結婚願望に漬け込み交際を始めるのです。

交際が始まると夢のある二人の未来の話などで結婚願望を高めることに専念します。そして、頃合いを見計らい「急にお金が必要になったのでちょっとだけ貸してほしい」とまず要求してくるわけです。そうやって少しだけ借りたお金はきちんと返すことが多く、「借りたお金はきちんと返す」という経歴をまず作るのです。そして最終的にターゲットには、「これを乗り越えれば、幸せな結婚が待っている。何とかお金を工面しよう…」と思わせ、幾度もだまし取るのです。

高額な金銭を要求するような人は、結婚相手としてとだけではなく人として信用できません。たとえ結婚詐欺師ではなかったとしても、借金を抱えているなど金銭的問題がある可能性も考えられるため要注意です。

自分で結婚前調査をする事は可能か？

結婚相手の素性を知りたいからと自分で結婚前調査の実施しようと考えるかもしれません。結婚前調査の方法として行われる尾行や張り込み、聞き込みなど、頑張れば自分でも出来る部分はあります。しかし、一般人の方にはその技術や経験はほとんどないでしょう。大変な思いをして頑張った割には、思ったような成果が得られない可能性もあります。

また、不慣れな素人がやる事で、気づかぬうちに違法な行為をしてしまったり、調査を行っていることを相手に知られてしまうリスクもあります。調査をする際にはバレないように慎重に行動しなければなりません。

 

万が一結婚前調査をしていることが相手にバレてしまったら、どのような事が起こるでしょう？考えられるリスクを次の項で解説していきます。

探偵の張り込み調査とは？

探偵の尾行が違法にならない理由とは？

結婚前調査がバレるとどうなる？

結婚前調査を行う者からすると、「安心して結婚したいから念のために調査をした」という程度のつもりでも、調査された側の気持ちはどうでしょう。

何も悪い事ややましい事があるわけでもないのに疑われて探られたとなれば、不快な思いをするのは当然でしょう。疑われていたことに対してひどく傷つくかもしれません。また、どんなに善い人でも他人には知られたくない部分があることはあります。プライバシーを侵害されたと思う人もいるでしょう。

不愉快を通り越して怒りを感じたとしても不思議ではありません。しかも、本人だけではなく家族や友人周囲の人にまで疑いの目を向けられたことになるわけです。

つまり、結婚前調査がバレた時に待っているのは、本人・家族・親族・友人一同の反感や怒りです。

 

婚約が破棄になる可能性

結婚前調査をしている事に気づかれたとしても、「結婚となれば慎重になるのは当然で、結婚前調査くらいは一般的にするものだ。」と互いに理解し合う事ができるのであれば、それほど大問題にはならず、不愉快だとの声があがる程度かもしれません。

しかし、多くの場合が「人から疑惑の目で見られる理由はない」と思うものです。疑いをかけられただけで、悪者扱いされたような気分になる人も多いでしょう。

場合によっては、家族、親族、そして友人から「そんなに信用されていないのなら結婚しなければいいだろう。」と意見が出てくることもあり得ます。そして、そのような関係では良き縁談とは思えず、婚約の破棄になる事も十分にあり得るのです。

 

式場キャンセル代や慰謝料請求される事も

既に結婚式の会場と契約まで完了していた場合、婚約の破棄に伴いキャンセルの必要が出てきます。そうなると、挙式迄の日数によって見積もり額の10%〜80%程のキャンセル料を支払わなければいけなくなり、当日間近になるほど高額なキャンセル料がかかってくるでしょう。

キャンセル料は予約した当人に請求が来ますので、二人で支払う事になると思いますが、どちらがどれくらい払うのか揉める種になる事もあります。

また、結婚前調査で、「不当にプライバシーを侵害された」といった理由から慰謝料を請求される可能性もあります。特に、詳しい法的知識もなく自分で調査をしたケースでは、違法な調査方法をやってしまいがちで、慰謝料の請求に対して抗弁しにくい不利な状況になってしまう事もあるでしょう。

 

一般的に結婚前調査は探偵に依頼

昭和時代において、結婚は家と家の縁であるとの認識があり、しかも家柄という考えや差別意識が根強い中結婚前調査はよく行われており、探偵（当時は興信所という名称が主流）に調査依頼をするのが一般的でした。

近年では、婚活サービスやイベント、SNSやマッチングアプリ、出会い目的の居酒屋やバー、など素性のハッキリしない相手との出会いが増えています。結婚を考えるまでの仲になった段階でも、まだ相手のわからない部分があって、結婚前調査を検討する人が増えているのです。

ただ、素人が調査をすると、リスクが大きい割に成果が期待できないため、現在でもプロである探偵に依頼するのが一般的になっています。

 

探偵が結婚前調査を行わないケース

結婚前調査を探偵に依頼すると、婚約者の身辺を調査してその結果を報告してくれます。しかし、場合によっては違法性の高いものとなる可能性があり、探偵であっても引き受けてくれないケースもあります。

どのようなケースがそれに該当するか見てみましょう。

• 犯罪性のある結婚前調査
• 差別目的の結婚前調査

 

こういったケースでは調査を引き受けてくれません。調査を依頼する際には、その点に気をつける必要があります。

以下で詳しく解説いたします。

 

犯罪性や違法性のある結婚前調査

世の中にはストーカーが存在します。相手の事を詳しく知りたいストーカーが、狙った人物の個人情報をもっと詳しく知ろうとして婚約者になりすまし、探偵に結婚前調査を依頼しようとする可能性もあります。通常の結婚前調査としてその依頼を請け負って、探偵が調査を行うとしても、それは間接的にストーカー行為に協力したも同然ではないでしょうか。

そのような調査は道義的にも問題がありますが、これは2007年に施行された「探偵業の業務の適正化に関する法律（探偵業法）」第九条で、違法な行為のために用いられることを知ったときは、その業務を行ってはならないと定められています。つまり、ストーカーのような違法行為を目的にしている可能性のある調査は違法なのです。

もちろん、ストーカーだけでなくDV加害者やその他の犯罪行為、不当なプライバシー侵害などにつながる結婚前調査も違法となります。

差別目的の結婚前調査

昭和時代には、半ば公然と出身地や国籍による差別が行われてきました。しかし、時代が進むとともに人権意識が高まり、そのような風潮が改善されつつあります。

出身地や国籍は、本人の意思とは無関係に生まれたときから定まっているものであり、本人の資質を示すものではありません。ですから、それを理由に差別するのは著しい人権侵害と言えるのです。

そして、探偵がそのような差別に協力することは許されません。こちらも探偵業法第9条で違法な差別的取り扱いのための調査を行ってはならない旨が定められています。

結婚前調査を検討しているなら探偵事務所にまず相談！

結婚を前提とした交際をしている、または婚約しているけれど何か腑に落ちない点があったり不安があっても、それをハッキリとさせないまま結婚してしまってよいのでしょうか。

婚活サービスなどで知り合った相手が高学歴高収入で、友人からもうらやましがられるような好条件の結婚で「早く結婚したい」と強く願っている場合、少しの不安があってもこのチャンスを逃したくないからと勢いで結婚してしまおうと一瞬考えがよぎるかもしれません。しかし、一旦気持ちを落ち着けて、考え直してみるとよいでしょう。

結婚してから深刻な問題が発覚して後悔したのでは、既に手遅れです。そうなる前に結婚前調査をしておくべきです。

まずは探偵事務所に一度相談してみることをおすすめします。

 

まとめ

結婚をするとしたら、幸せに囲まれた生活をしたいものです。付き合っている間は幸せを感じ、ずっとこの幸せが続くと思って結婚したとしても、今まで知らなかった事実が突然浮かび上がり一気に崩れる事もあります。結婚前調査は、婚約者の身辺調査をすることで、不安や腑に落ちない点を払拭し、安心して結婚に向かうために行うものです。しかし、その調査が行われたことがバレてしまうと、結婚相手の家族や親族、友人を巻き込む問題へとなってしまう危険性もあります。

自分で調査することも可能な部分はありますが、十分な調査が出来ない上にバレて婚約が破棄されてしまう危険性や法に触れてしまう可能性もあるため、探偵に依頼するとよいでしょう。

婚活サービスで出会った相手で、本当のプロフィールや人間関係に不明点が多いような場合にも、結婚前調査をおすすめします。

 

ARC探偵事務所では、皆さんの悩みを少しでも多く解決に導くために、熟練の相談員が皆さんのお悩みや現状について細部まで伺ったうえで、いち早く解決人導けるよにサポートする体制を整えております。

お悩みの解決には相談することが一番大切で大きなだ一歩なのです。一人で悩まずに小さな悩みでもすぐにARC探偵事務所のご相談ください。相談見積もりはすべて無料！いつでもご連絡ください