自分で行うストーカー対策と探偵が行うストーカー対策

自分で行うストーカー対策と探偵が行うストーカー対策

ストーカー被害は昔からあり、今も絶えません。それどころか被害は増加傾向です。

ストーカー規制法が施行され、世間一般的にもストーカーの概念はすっかり浸透したほどです。
規制法が施行されてもなお、ストーカー被害は絶えず、痛ましい事件が起こり、それに対応するようにストーカー規制法の改正も行われています。

増加傾向にもあるストーカー事件は、いつ誰の身に降りかかるかわからない犯罪であり、決して他人事ではありません。

ストーカーへの対処方法は状況によりさまざまですが、『探偵に依頼する』という方法もその選択肢のうちの1つです。

この記事では、自分でできるストーカー対処方法と、探偵へ依頼できるストーカー対策について解説します。

”ストーカーはなぜ盗聴器を仕掛けるのか？その理由と目的”の記事はコチラ

自分でできるストーカー被害の対処方法

ストーカー行為とは、つきまとい等の行為を、被害者に対して繰り返し行う事を言います。
では、そのようなストーカー被害に遭ってしまったとき、どのような対処をしたら良いのでしょうか。

ストーカー対策を探偵に依頼するに先立ち、まずご自分で行うことができる対処方法をご紹介いたします。

誤ったストーカー対策を取ってしまうと、ストーカーの行動がエスカレートし状況が悪化するケースもあります。

なるべく相手を刺激せずにできる対処方法を解説します。

 

なるべく一人で外出しないようにする

一人で外出していると、ストーカーの大胆な行動を誘発してしまうことが考えられます。なるべく一人での外出を控えるようにしましょう。

しかし、なにかしらの都合でどうしても一人で外出せざるを得ないこともあるかと思います。その場合は、なるべく人通りの多い場所を通り、街灯も無い暗い路地などには近寄らないことを意識しながら行動するようにすると良いでしょう。

 

警察に相談する

ストーカー被害にあっていることを警察に相談しておくといいでしょう。

警察は被害の証拠が確認できない限り、本腰をあげて動いてくれません。ですが、相談しておくことで自宅周辺のパトロールを強化してくれたり記録として残るため、いざ身の危険を感じて通報した際に事情が伝わりやすくなります。

また、場合によってはストーカー規制法にあたり忠告などの対処を行ってくれる可能性もあります。

相談は警察署や最寄りの交番でも行えますし、警察の相談専用ダイヤル『♯9110』を利用することもできます。

ただし、ストーカーに後をつけられている最中など、ストーカーを前にして警察に通報することは避けたほうが無難です。
通報がストーカーに知られることで、相手が逆上することにつながりかねません。

もちろん、身の危険を感じるような場面では、迷わず通報するべきです。

 

弁護士に相談する

ストーカーが元恋人などで身元が割れているような場合、弁護士を介してストーカー行為をやめるように警告する内容証明を出すことや、民事訴訟を起こすなど、法的措置を取ることができるケースもあります。

法的知識のない一般人が一人で戦うよりも、専門家を介することで、ストーカーもその行動に躊躇する可能性があります。

す。

 

探偵のストーカー対策とは？

自分で対処するほかに、探偵にストーカー対策を依頼する方法もあります。探偵に依頼した際には、次のような調査・対策を行います。

• 尾行、張り込みを行いストーキング行為の証拠写真を撮る
• ストーカーの行動を監視し、嫌がらせ等の証拠写真を撮る
• ストーカーを尾行して身元を特定する
• 盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられていないかをチェックする
• 被害者宅に監視カメラを設置するなど、防犯を強化

ストーカー対策では、それぞれの案件により適切な調査を判断し必要に応じて尾行や張り込み、盗聴器発見調査などを行います。

ご自身で集めるよりも、より強固で客観的な証拠を取得できるため、警察により強い対処をしてもらうことが可能になります。
また、民事訴訟を起こす際の正式な証拠としても利用することができます。

 

ストーカー対策を探偵に依頼する時とは？

ストーカーに後をつけられていると感じている人の中には、相手がなんとなく誰かわかっている人もいますが、「いつも誰かに後を付け回されていて気持ちが悪く警察に相談したいけど、ストーカーの身元がわからない」「なぜ自分がストーキングされているのか心当たりがない」といった感じでストーカーが誰なのか全く検討もつかない人もいます。

このような場合、警察に相談をしても、ストーカーに対して直接働きかけることは難しく、身元がわからなければ、被害者への接触禁止命令を出す、と言ったような強い対策も取ることができません。

また、相手の身元が分かった状態で警察に相談したとしても、ストーカー被害を説明できる証拠がない状態では、警察が積極的な捜査に乗り出せないという事もあります。
探偵がストーカー対策に役立つのは、このような状況の時です。
探偵へストーカーの調査を依頼すると上項で挙げたような方法により、ストーカー被害の状況や犯人の身元を調べ、その証拠を収集してくれるのです。

ご自身で集めたものより強固で客観的な証拠や調査結果を警察に届け出る事で、ストーカー行為に対してより強い対処をしてもらうことが可能になります。
また、民事訴訟を起こす際の正式な証拠としても利用することができます。

 

探偵にはできないストーカー対策もある

さて、ここまでに挙げてきたように証拠収集には強い探偵ですが、実施できないストーカー対策もあります。

探偵は、ストーカーと直接接触してストーキングを止めるように話し合いをしたり、警察のように被害者への接触禁止を言い渡すことも、逮捕をする権限もありません。
つまり、犯人に直接働きかけるようなストーカー対策を取ることはできないのです。

そのため、探偵が調査を行った後は、警察や弁護士にその後の対応・対策を引き継ぐことが一般的です。

まとめ

自分で行うストーカー対策と探偵の行うストーカー対策について解説しましたが、どちらにおいてもストーカーを刺激しないように行う事が必要です。もしも探偵を雇っていることがストーカーにバレてしまうと、ストーカー被害を受けている被害者の身に危険が及ぶことも考えられます。
そのため、探偵がストーカーの実態調査を行う際には、ご依頼者様に被害が及ばないよう、対象者に気づかれないように調査する必要があります。

実績ある探偵に依頼することで、より安全に証拠の収集を行うことができます。ストーカー対策をする際の探偵選びは慎重に行うといいでしょう。

ストーカー被害に合ったことがある、留守中に誰かが侵入した形跡があるなど、何らかの兆候から調査をしてみると盗聴器が見つかる場合もあります。もし気になることがあれば、問題が大きくなる前にARC探偵事務所にご相談ください。