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探偵コラム

盗聴器が仕掛けられやすいポイントは「コンセント」その理由と捜索方法を解説

もしもあなたの家に盗聴器が仕掛けられていたら、と考えたことはありませんか?

盗聴器は、巧妙に電化製品や電子機器に模倣され、一目ではわからないものがほとんどです。

しかし、電力を必要とするという特徴から、よく仕掛けられやすい場所を割り出すことができます。

 

この記事では、盗聴器が仕掛けられることの多い「コンセントまわり」について、仕掛ける手口から盗聴器を見つける方法まで詳しく解説いたします。

盗聴器が仕掛けられることが多い場所は「コンセント付近」

引っ越した物件に元々付いていたり、全く無関係な人物によって設置されていることも多い盗聴器。今や誰にとっても盗聴器被害は他人事ではないと言えるでしょう。

盗聴する行為自体が犯罪として裁かれないということもあり、その被害は拡大していっています。

 

もしかしたら自分の家にも盗聴器が仕掛けられているかも?と思ったら、まず怪しい場所は「コンセント付近」です。

壁に埋め込まれたコンセントだけでなく、コンセントに繋がれた電子機器まで、盗聴器が仕掛けられることが圧倒的に多い場所なのです。

要注意!盗聴器が仕掛けやすい場所・モノ3選

盗聴器が仕掛けられることが多いというのは、言い換えれば「盗聴器を仕掛けやすい」ということです。

まずは、代表的な3つの場所・モノをご紹介いたします。

 

  1. 壁の埋め込みコンセント
  2. 三穴コンセント・延長コード
  3. スマホの充電器

 

一つずつ見ていきます。

 

1.壁の埋め込みコンセント

どの家にも必ずある、壁の埋め込みコンセントです。

コンセントの穴が並んだあのカバーは、実は簡単に外せることをご存じでしたか?

ドライバーなどの工具があれば、壁の裏側の配線部分まで手を加えることができます。これはもちろん、配線工事やメンテナンスがしやすくリフォームなどにも対応できるようになっているためです。

しかし、表からは見えないようにカバーの裏側や壁の裏側に、小さな箱状の盗聴器が仕掛けられていることがあります。コンセントには穴が空いているため、音も取りやすく好都合なのです。

2.三穴コンセント・延長コード

続いては、コンセント穴が足りない時に増やせる三穴コンセントと、家電のコードが壁のコンセント穴に届かなかった時に便利な延長コードです。

これらは、プラスチックの入れ物の中に基盤が入っている構造なので、内部に小型の盗聴器を仕掛けやすいのです。

さらには、ネット通販で「三穴コンセントにしか見えない盗聴器」「延長コードにしか見えない盗聴器」というものが販売されています。電子工作のスキルがなくても、誰でも購入ができるのです。

3.スマホの充電器

最近多くなっているのが、スマホの充電器型盗聴器です。こちらも2でご紹介した三穴コンセント・延長コード同様、プラスチックの入れ物に基盤や配線が入っている構造です。その中に盗聴器が入っていても気づくことは難しいのです。

さらにスマホの充電器型盗聴器が多く選ばれている理由は、住居の中で、盗聴したい対象者の比較的近くにあるということです。リビングのコンセントや、ベッドサイドのコンセントにスマホの充電器を刺している人は多いでしょう。

 

これら3つに共通しているのは、「盗聴器でありながら通常通りに使用することができる」という点です。これによって、気づかれることなく長期間の盗聴が可能となってしまうのです。

コンセント付近に盗聴器を仕掛ける手口とは

コンセント付近に盗聴器が仕掛けられることが多いのはわかったところで、「でも、どうやってそんなの仕掛けるの?」と手口が気になったのではないでしょうか。

3つのよくある手口をご紹介していきます。

 

留守中に侵入して仕掛ける

対象者が留守にしている間に、合鍵を使ったり施錠されていない窓から侵入して盗聴器を仕掛けるという手口です。仕掛ける側にとって最も確実ですが、最もリスクのある方法と言えるでしょう。

なぜリスクが高いかと言うと、先ほど盗聴という行為自体は罪に問われないと述べましたが、盗聴器を仕掛けるために無断で侵入する行為は「住居侵入罪」として立派な犯罪となるためです。

このような手口で盗聴器が仕掛けられる場合の多くが、仕掛けた側に「例えリスクがあっても盗聴をしたい」という明確かつ危険な意思があるケースです。ストーカーや窃盗といった犯罪に繋がる可能性があるため早急な対処が必要となります。

 

友人や恋人として部屋に訪ねた際に仕掛ける

不法侵入以外にどのような手口があるかというと、自宅に招かれた際にこっそり延長コードを盗聴器付きのものにすり替えたり、スマホの充電器(型の盗聴器)を忘れていったりして仕掛けるという方法もあります。

この場合は、信頼していた友人や恋人に盗聴器を仕掛けられてしまったという、精神的なダメージが大きいケースと言えるでしょう。

ネットであまりにも簡単に盗聴器が買えるので、「つい好奇心でやってしまった」ということもあるかもしれません。しかし、到底許すことのできないプライバシー侵害行為です。

 

電子機器のプレゼントとして渡す

アイドルや芸能人が、ファンからプレゼントとしてもらったぬいぐるみを部屋に飾っていたら中に盗聴器が仕掛けられていた……という話を聞いたことがある方もいるでしょう。

このような事件が相次ぎ、ぬいぐるみのプレゼントは受け取っても自宅に置かないといった暗黙のルールもあるようです。しかし、電子機器ではどうでしょうか?

 

例えば、心当たりのない業者から「新規ネット回線開通記念品」などという名目でスマホ充電器や延長コードをもらったら、そのまま利用してしまうかもしれません。しかしそれは、電子機器のふりをした盗聴器の可能性があります。

 

なぜコンセント付近に盗聴器が仕掛けられるのか

コンセントそのものや、コンセントに差して使う電子機器に盗聴器が仕掛けられやすいのには、明確な理由があります。

なぜ狙われやすいのかを理解しておくことで、盗聴器被害を未然に防いだり、いち早く盗聴器の存在に気づくことができるかもしれません。

コンセント付近に盗聴器が仕掛けられる理由について詳しく見ていきましょう。

電力を取りやすい

最も大きな理由はこの「電力が取りやすいから」という点です。

盗聴器は、基本的に電気の力で動きます。先ほど紹介した「ぬいぐるみの中に盗聴器を仕掛ける」という手口では電池式の盗聴器が使われますが、電池がきれてしまえば機能しません。長時間稼働する盗聴器となると、バッテリー容量が大きくなり、必然的に盗聴器自体が大ぶりの形状となってしまいます。

そこで、電力が取れるコンセント付近で直接配線につなげたり、電気の通り道となる電子機器に模倣させたりするのです。盗聴器そのもののサイズもかなりコンパクトになります。

変化があっても気づかない

こだわりの延長コードを使っていて、その見た目が気に入っている……などという人はあまり多くないでしょう。ほとんどの人にとって、三穴コンセントや延長コードといった道具の見た目は多少変わっても気づかないものです。

これこそが、盗聴器を仕掛けるのに好都合なポイント2つ目です。

コンセントに差しっぱなしにしている電子機器が多い

「見た目を気にしないどころか、3年前に引っ越してから今日まで延長コードはコンセントに差しっぱなしだよ」という人も多いです。三穴コンセントや延長コードはしょっちゅう壊れる消耗品ではないため、何年も差したままになっていても珍しくありません。この特徴も、盗聴器を仕掛ける場所として好まれる理由の一つです。

 

これらの特徴から、コンセント付近に仕掛けられた盗聴器はあなたが気付いて取り除かない限り電力を利用して稼働し続け、半永久的に盗聴行為を続けることができるという恐ろしいものであることがおわかりいただけたでしょうか。

さっそく自宅に盗聴器がないかを調べたいと思った方は、次の項から盗聴器を見つける方法を確認していきましょう。

コンセント付近の盗聴器、どうすれば見つけられる?

盗聴器はどんなに巧妙に電子機器を模倣していても、見つけ出すことができますのでご安心ください。

最も大事なのは「私の自宅にも盗聴器が仕掛けられているかもしれない」という危機感を持つことです。念のため、という感覚で盗聴器調査を実施したら見つかったというケースもあるためです。

 

盗聴器を探し出す方法は以下の3つです。

 

  • FMラジオを使って調べる
  • 盗聴器捜索業者に依頼する
  • 探偵に盗聴器調査を依頼する

 

果たしてどれだけ有効な方法なのでしょうか。詳細を解説していきます。

 

FMラジオを使って調べる

あまり費用をかけずに、誰でもすぐにできる盗聴器調査の方法として「FMラジオを使う」というものがあります。

その調査方法とは、部屋で小さく音楽を流しながら、FMラジオのチューニングを少しずつ上げていくというもの。FMラジオから、部屋で流している音楽が聞こえてきたら盗聴器がある証拠です。周波数を合わせたまま部屋の中を歩き回り、ハウリングする場所があればその近くに盗聴器が仕掛けられている可能性が高いです。

しかし市販のFMラジオで電波を傍受することができるのは、ごく一部の盗聴器の機種に限られるということを理解しておきましょう。

 

盗聴器捜索業者に依頼する

FMラジオでの盗聴器調査は、そこまで高い費用がかかるものでもないのでやってみる価値はあるでしょう。しかし、確実に盗聴器を見つけたいというのであれば、盗聴器捜索を行っているプロの業者に依頼した方が早いです。

盗聴器捜索業者は、あらゆる盗聴器の種類に対応する捜索機材を持っています。最新式の盗聴器であっても見つけ出すことができるでしょう。

ただし、盗聴器捜索を専門としている業者は、見つけて取り除くことまでが業務の範囲です。誰が仕掛けたのか、犯人に逆恨みをされないかという不安があっても、その後のフォローは基本的に対応することができません。

探偵に盗聴器調査を依頼する

そこで頼れるのが「探偵事務所」です。探偵と盗聴器調査は意外な組み合わせと思うかもしれませんが、探偵事務所の中には盗聴器調査が可能なところがあります。

探偵なら、盗聴器を実際に見つけた後に、「ストーカー調査」に移行し盗聴器を仕掛けた犯人を見つけ証拠を抑えることができます。

または、ストーカーや嫌がらせ目的ではなく、昔からこの物件に付けられている盗聴器だった……ということも探偵に調査を依頼することでわかるでしょう。

盗聴器を見つけたら、なぜそれが仕掛けられたのか徹底的に調べたいという方には、探偵への盗聴器調査依頼がおすすめです。

 

探偵なら盗聴器を仕掛けた犯人の調査も可能!

探偵による盗聴器調査の大きなメリットである、「誰が仕掛けたのかを調査できる」という点について、さらに掘り下げていきましょう。

 

探偵は、尾行や張り込み・聞き込みといった調査のプロフェッショナルです。そのノウハウを活かして、盗聴器を仕掛けた犯人も調査することができるのです。

具体的には、盗聴器を見つけたらその家の付近まで犯人が近づく可能性を考慮し、家の周りに監視カメラを取り付け、怪しい人物が映ったら尾行をして正体を突き止めます。

または、電子機器を模倣した盗聴器が見つかったら機器の入手ルートから犯人候補を割り出し、張り込みや身辺調査によって人物を特定するという調査方法もあります。

 

実は知り合いが仕掛けていた……というケースも

盗聴器調査を依頼する背景はさまざまです。「ある人物からストーカー行為を受けていて、盗聴器も不安だから調べたい」という方もいれば、「これからも安心して暮らせるように念のため調べておきたい」という方もいます。

後者のパターンで調査を実施し盗聴器が見つかり、仕掛けた犯人を探偵の調査力で暴いたところなんと親しい知り合いだった……というケースもあります。

例え知り合いだとしても、無断で他人のプライバシーを侵害するのは犯罪行為です。然るべき処罰を受けてもらうためには、探偵が掴んだ証拠が役立つことでしょう。

探偵が暴いた証拠をもとに警察に通報

仮に、自力でFMラジオを使って盗聴器を見つけたとします。しかしそれだけを証拠に警察に通報をしても、捜査が行われないことが多いのが実情です。

盗聴器の発見と合わせ、探偵が掴んだストーカー行為の証拠を提出することで、プライバシー侵害や住居侵入といった犯罪行為であることが立証され、逮捕・取り調べに進む可能性が高くなります。

 

盗聴という、犯罪と言い切ることができない行為に立ち向かうには、調査のプロによる証拠が重要となります。

盗聴器調査以外の探偵に依頼できる調査内容に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

まとめ

今回は、盗聴器が仕掛けられることが多い「コンセント付近」と、盗聴器を見つける方法を詳しく解説いたしました。

 

盗聴器が仕掛けられるのは若い女性や芸能人だけではありません。留守中に空き巣に入るために盗聴をしていたり、個人情報を抜き出すために盗聴をしているというケースもあるのです。

コンセント付近に盗聴器が仕掛けられている場合は、「自宅に盗聴器が仕掛けられているかもしれない」という危機感を持たない限り、盗聴行為を止めることはできません。

 

盗聴器を見つけるには、探偵に盗聴器調査を依頼することをおすすめします。

盗聴器調査・ストーカー調査ができる探偵をお探しなら、高い調査能力を持つ「ARC探偵事務所」にご相談ください。

全国区で調査が可能なので、エリアの心配はありません。

この記事を読んで少しでも不安を感じたら、ARC探偵事務所にご連絡ください。

 

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