既婚者同士の不倫…ダブル不倫に起こる修羅場、恐るべき結末の危険性あり!
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既婚者同士の不倫…ダブル不倫に起こる修羅場、恐るべき結末の危険性あり!
既婚者同士でお互いに家庭を持っている2人だから、家族にバレないように上手くやれる、そう言われているダブル不倫。女性側か男性側か、どちらかが家庭を持っている不倫よりもダブル不倫の方が多いというアンケート結果もあるようです。
そんな既婚者同士のダブル不倫とは、いったいどのようなものでしょう。
お互いに細心の注意をしているから、安全に続けていける不倫関係なのでしょうか。ダブル不倫の結末はどうなっていくのでしょうか。
今回はダブル不倫の実態に迫ってみようと思います。
ダブル不倫とは
配偶者がいる者が、その配偶者以外の者と性的関係を持つことを不倫と言いますが、不倫のカップルの両者ともが配偶者を持つ既婚者同士である場合をダブル不倫と言います。
ダブル不倫の場合、お互いに家庭を持っているので家庭を壊さないようお互いの事情をよく理解し付き合っていきます。お互いに余計なプレゼントをしないようにしたり家庭を優先するべき時には会わないようにしたりと節度を持った関係で通常の不倫よりも長く続く傾向があるそうです。
しかし、長く続いたとしてもその不倫が発覚した際には2つの家庭が崩壊する大騒動に発展する事もある、大変リスクのある関係なのです。
多い不倫経験者
不倫や浮気をしたことがある人は多く、一生の間に不倫を経験したことがあるという不倫経験率は男性が74%、女性が29%ほどというデータがあります。
男性の4人に3人、女性は10人に3人ほどが不倫を経験していることになります。
不倫と言えば、既婚男性と独身女性の不倫というのは過去の事です。結婚して仕事をやめ専業主婦になるという時代から、女性の社会進出も進み社会の中で既婚の女性も増え、既婚女性と既婚男性が出会ったり共に過ごす社会的場所が多くなった事も、不倫が多い理由になっているかもしれません。
ダブル不倫に発展するきっかけとは?
不倫は人に知られてはいけない関係ですので、既婚者は決して堂々と口説いたり言い寄ったりはしないでしょう。お互いが既婚者の場合はなおさらのことです。
では、どのような状況からどのようなきっかけでダブル不倫へ発展するのか…色々なパターンがありますが、よくある3つパターンを紹介してみます。
社内恋愛
同じ会社で働いていると毎日顔を合わせ、仕事という共通の話題を話すことで仲間意識を持ちます。同時に相手の頑張りも見えます。また仕事の悩みを相談するといったことがきっかけで二人で飲みに行くというような事もあるでしょう。
女性の場合、尊敬する上司がスマートに仕事をしている姿や、自分のミスを庇ってくれるような姿を見て惹かれる事も多いようす。
配偶者との関係を相談
家庭を持っていることで悩みを抱えることもあります。それは配偶者の事や子供の事、ほんの小さなことから深刻な事まで様々な悩みがあるでしょう。お互いに家庭を持っていることで悩みを相談したり理解しあえることもあるでしょう。
ただ異性の意見を聞きたいからという事で相談したけど、そこからいろいろな相談をするうちに夫婦間の冷めた生活状況を話し、相談相手も既婚者で実は同じ気持ちを持っていてお互いに共感し合った末に親密な関係になる可能性があるのです。
元カレ元カノとの再会
駅や電車もしくは街中などで元カレや元カノに偶然会ったり、SNSなどで友達の繋がりからの再会もあります。久しぶりに同窓会に出席したときに、懐かしい学生時代の思い出がよみがえるとともに、元カレや元カノと再会する事もあります。
別れてから忘れていた恋愛感情が、再びよみがえってくるかもしれません。しかも、その時にお互いに夫婦仲が冷めている状況だと、その再会はとても魅力的なものとなります。久しぶりに会っただけではなく、それをきっかけとして深い関係へと続いていく可能性があるわけです。
ダブル不倫が抱えるリスク
お互いに既婚者だからいろいろ分かり合えるダブル不倫は、安心感がありそうに見えて実は大変危険です。少しだけバレにくい、長続きしやすいという事でバレない保証はどこにもありません。
そして、ダブル不倫が発覚した後の責任の重さ、被害の大きさ、影響範囲の広さなど、一方が独身者の不倫と比べると、どれも重大な問題へとつながっていきます。
家族を巻き込んだ信用問題に…
ダブル不倫は子育てが一段落して自分の時間が少しずつ持てるようになってきた年齢層、30代や40代に目立ってくる傾向があります。子供は小学校高学年から中学生以上が多い印象にあります。その年齢になってきた子供にはもうごまかしは効きません。
もし、離婚するとなると、信頼すべき父親と母親が離婚する理由は何なのだろう……。多感な年頃の子供には重すぎる問題と言えるでしょう。離婚しなかったとしても、父親と母親の普段の様子から、何かしらのトラブルを察してしまう年齢なのです。
また、子供だけでなく自分の両親や親戚にも知られることになるでしょう。「いったい何をやっているんだ」という非難は避けられないでしょう。
時には近所や職場、子供の学校関係などにも噂となって広まってしまうかもしれないのです。
会社に知られれば懲戒の対象になるかもしれません…。
不倫は法的にも不法行為であり、社会的、モラル的にも非難される行為です。
そうしたことから、当人だけではなく、その家族までが下世話な興味の対象として見られたり、信用を傷つけられたりする可能性は否定できません。
離婚だけではなく家庭崩壊に
ダブル不倫のトラブルは夫婦が話し合うだけでは収まる話ではありません。夫婦間で話し合って結論が出たとしても、それはまだ解決ではないのです。不倫相手の配偶者がどう動くのかによって、その後も大きな影響を受ける可能性があるからです。
ほとんどの場合、不倫相手の配偶者は全く見知らぬ人物でしょう。配偶者の不倫を知った時にどのような行動にでてくるのか全くわかりません。もしかすると、腹を立てて、子供や親族までも巻き込むような報復を平気でやる人物かもしれません。ただでさえ人間は感情的になると周りへの配慮に欠けてしまいます。普通は起こらないだろうという事も起こる可能性があるのです。子供を含めた家族に何が起こるかわかりません。
また、親の問題を知った子供への心理的な悪影響は計り知れないものがあります。親子の関係は少なくとも今までと同じようにはいかないでしょう。
ほんの気の迷いで始まったことで、結果的に家庭が崩壊してしまうというリスクを大いに抱えているのです。
高額な慰謝料の支払い
不倫慰謝料の相場は、不倫によって離婚しなかった場合は50万円〜100万円程度、離婚に至った場合は100万円〜300万円程度といわれています。
もちろんこれは目安となりますので、当事者が合意すればもっと低い場合も高い場合もあります。
2組の夫婦がどちらも離婚しなかった場合、慰謝料は互いに請求することになります。
夫婦である以上、家計は1つにまとめられているのが一般的なので、
A夫妻の家計からB夫妻の家計へ慰謝料を支払う
B夫妻の家計からA夫妻の家計へ慰謝料を支払う
という形になります。
その場合、事実上、互いの慰謝料が相殺される形となるかもしれません。
しかし、離婚した場合は別です。
たとえば、ダブル不倫から両方の家庭が離婚となったとすれば、それぞれ家計が別々のものとなります。そうなると、『元配偶者』と『不倫相手の元配偶者』の2人から請求される慰謝料を、不倫カップルが連帯して支払わなければなりません。それはおよそ2倍の金額となるでしょう。
ダブル不倫が迎える結末
お互いに家庭があり状況が理解しあえるダブル不倫は、関係が長く続きやすい傾向がありますが、実際調査の中でも多く出会うトラブルで、その関係がバレることなく永久に続く保証はどこにもないのです。
ダブル不倫は最後にどのような結末を迎えるのでしょう。そこには、いろいろなパターンがみられます。
自然消滅する
通常の恋愛でもあり得ることですが、最初に惹かれ合った頃と違って、何度も会っていると互いに魅力を感じなくなってくることもあります。一時的に燃え上がっていただけだったという事もあるかもしれません。
ダブル不倫の関係だった2人がだんだんと会わなくなってきて、自然と不倫関係ではなくなるパターンです。
今の夫婦関係がもし冷めきった関係であっても、結婚する前の2人は互いに愛し合い大切にしていたことでしょう。それがだんだんと冷めてきたわけです。
勢いで不倫や浮気に走るタイプの人間は、熱しやすく冷めやすいとも言えます。このようなことはダブル不倫であっても同じように起こるのです。
「会いたいという気持ちがなくなってきた」「会っても以前のようなときめきがなくなった」など、家庭を壊してしまう危険を冒してまで、不倫関係を続けたいというモチベーションを失ったため、自然に消滅していきます。
話し合って別れる
片方が独身の不倫関係なら「愛した相手がたまたま既婚者だった」ということもあります。強い恋愛感情が抑えきれず法に触れてしまいながらも突き進んだ結果、不倫と呼ばれる関係になったという形です。
一方で共に既婚者のダブル不倫では、お互いに既婚者だから割り切れて楽と思っている部分があります。ダブル不倫で求めているのは、家庭では望めなくなった恋愛感情が得られ、性欲が満たされる関係で、しかも家庭を壊すことがない、といった関係です。
お互いに既婚者なので、家庭への深刻なダメージは避けたいという思いは共通に持っています。また、独身者と比べると平均的に年齢もやや高めで、職務経験や子育ての経験など社会的な知識を持ち合わせた大人同士の事が多い傾向です。
そのため、片方が独身の不倫のケースより話し合いで分かり合える部分も大きく、互いに合意の上で円満に別れるというケースがあります。
お互いの配偶者にバレて修羅場に…
ダブル不倫で既婚者同士上手くやっているつもりでも、配偶者から見れば何か怪しい点があるものです。
また、家族以外の人々、たとえば同じ職場の人や近所の人などの目もあります。
もし、一方が独身の不倫なら、崩壊の危機を迎えるのは既婚者の家庭のみですが、ダブル不倫の場合は、被害者は自分の配偶者だけではありません。不倫相手の配偶者も被害者なのです。つまり、2つの家族が崩壊の危機となり、2倍の怒りをまともに受ける修羅場となります。
本来は何も縁がなかったはずの2組の夫婦が集まって、心に怒りを秘めながらダブル不倫問題を話し合う様子は、誰もが想像したくない恐ろしい場面となることでしょう。
ダブル不倫からのダブル離婚
日本の離婚は、婚姻関係にある双方が離婚に合意する協議離婚でない限り、特段の理由(民法第770条の法定離婚事由)なしに一方的に離婚ができないことになっています。
しかし、不倫と言う行為はその法定離婚事由に該当するため、被害者となった配偶者からの一方的な離婚要求が認められるのです。
ダブル不倫の場合はそれぞれの夫婦で離婚が認められるので、どちらの家庭でも離婚が成立するダブル離婚となる可能性があるという事になります。
『絶対に家庭を壊したくない』と考える者同士の恋愛だったはずが、どちらの家庭も壊してしまうという、とても皮肉な最悪の結末を迎えてしまう事もあるのです。
まとめ
不倫と言えば、独身の女性と既婚の男性の禁断の恋愛というイメージがありましたが、実は不倫経験者は多く、このダブル不倫は不倫の中でも3割ほどを占めているというデータもあります。
お互いに家庭を壊さないで注意深く関係を続けていても、実は大変な危険性をはらんでいて、その結末は大変な修羅場や家庭崩壊につながることも…
不倫に関しての相談は内容も深刻で慎重な調査が必要になることもあります。冷静な判断を心がけるべきでしょう。
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