妻側の浮気で離婚となった時、子供の親権は?
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妻側の浮気で離婚となった時、子供の親権は?
子供が生まれ忙しい日々の中、夫は休日でもソファーでゴロゴロ・・・家事育児をしてくれない・・・そんな悩みを抱えた妻がふとしたきっかけで浮気に走ってしまう。という話を時折耳にします。
しかし、浮気が発覚し『離婚』の言葉が夫から出てきた時、我が子の親権がどうなるのか、とても気になる点ではないでしょうか。
今回は、夫が浮気をして離婚する場合と妻が浮気をして離婚する場合、それぞれの子供の親権がどのようになるのかについてお話していこうと思います。
夫の浮気が原因の離婚、夫は親権を得られるだろうか?
まず、夫の浮気が原因で離婚することになった場合で夫が親権を主張してきた場合どうなるのでしょうか?
親権については、現実的には母親によほどの愛情の希薄さや虐待等がなければ、父親が親権を得ることは難しいと言われています。
幼い子供が育つには、母親はどうしても必要不可欠な存在だと判断されるからです。そして『父母のどちらに親権を渡した方が子の幸福につながるか』という事が大事です。父母側の事情としては父母の健康状態、精神状態、経済状態、住居環境、教育環境等が考慮されます。
よって、すでに夫婦が別居生活を送っており、お子様が父親と同居し学校へ通っていて、「転校したくない。お父さんといたい。」などという意思を見せれば、夫が親権を得るのに有利となる可能性もあります。
妻の浮気が原因の離婚だと、親権は得られない?
では浮気をしたのが妻であった場合、『不貞行為をして子供を育てる権利はない、親として失格』と判断されてしまうのでは?と思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、法的には必ずしもそうではないのです。それは、法的には親権と不貞行為の責任問題は別のこととして扱われるからです。
妻が浮気で不貞行為をしたとしても、子供が夫より妻になついており、子供への深い愛情があり、経済的にも精神的にも子供が健やかに育つ環境があれば、親権は妻が得る可能性が高いでしょう。これは子供が小さければ小さい程この原則が重視される傾向にあります。
浮気した妻が親権を得られない場合も!
しかしいくら子供が小さくても、『浮気相手との交際で頭がいっぱいになり育児を放棄していた。』など子供への悪影響があったという事実があったとすれば、当然親権を主張しても得ることは難しいと言えるでしょう。
浮気云々の前にどのような親であっても、育児放棄や子供への虐待などの問題があれば、親権を得るのに相応しいとは判断されないのです。
探偵に依頼をするその時に注意すべきこと
その1:情報を用意して依頼する
浮気調査を探偵に依頼するときは、パートナーの名前や生年月日などの基本的な情報の他に、行動範囲や行動パターンなど、調査する人物についての詳しい情報を用意してからにしましょう。また、パートナーの写真や、相手が誰か分かっている場合は浮気相手の写真もあるとスムーズです。もちろん、誰かわからない場合も探偵が調査をして相手を探してくれますので安心して相談できます。
調査は事前にどれだけ正確な情報があるかによって難易度が変わってきます。情報が少なくても調査自体はできるのですが、それだけ遂行するのに時間がかかり、費用の負担もそれに比例して大きくなってきます。効率的に調査を行うためにも、パートナーに関する情報はわかる範囲で事前にできるだけ集めておきましょう。
些細なことであっても、実は調査をする上で非常に重要だったという場合もあります。必要な情報なのかどうかは自分で判断せず、少しでも関係ありそうだと思ったことは全て探偵に話しておくとスムーズに調査を行うことができますよ。
その2:探偵は慰謝料を請求できない
探偵は浮気の証拠を調査して集めてくれますが、その証拠を使ってパートナーや浮気相手に慰謝料を請求したり、何らかの交渉をしたりしたいという場合は弁護士などの別の専門家に交渉の依頼をする必要があります。
残念ながら探偵は依頼者に代わって裁判を起こすことや、相手と話し合いをするといったことはできません。
「じゃあ、探偵の調査でパートナーの浮気が発覚して慰謝料を請求したい場合は自分で交渉するか、また1から弁護士を探さないといけないの?」とここまで読んで不安になった方がいるかもしれませんが、安心してください。
場所にもよりますが、探偵事務所では証拠を手に入れた後のアフターフォローがあります。手に入れた証拠をどう使うべきか相談に乗ってくれたり、弁護士を紹介してくれたりといったサポートも行っています。
その3:悪徳な探偵に注意!
飲食店や美容院など普段の生活で利用するようなお店であれば大体このぐらいの金額かな、と相場を予想できたりするかと思います。一方で探偵事務所は存在自体を知っていても実際に利用する機会は少ないですよね。いざ見積もりで料金を提示されてもそれが果たして高いのか安いのか、いまひとつ分からないという方が大半だと思います。
残念なことに「探偵事務所」と看板を出している会社の中には、そういった相場を知らない方に付け込んで高額な料金をだまし取る悪徳業者が紛れています。そういった業者は高額な料金を請求しておきながら満足に調査をしてくれなかったり、調査後に”追加費用”として契約時に説明していなかった料金を上乗せで請求してきたりする場合もあります。さらに悪質な業者の場合、調査で手に入れた証拠を使って逆に依頼者を脅迫することさえあります。
こういったトラブルを避けるために、事前にしっかりと信頼できる探偵事務所なのかどうかを見極めておく必要があります。例えば、ウェブサイトに記載されている住所や電話番号を検索サイトで調べて虚偽の記載をしていないかどうかや、実際相談した際に見積書や調査費用についてしっかりと説明してくれているかなどのポイントをチェックしましょう。せっかくお金を払って依頼をするのですから、騙されたくはないですよね。焦る気持ちもわかりますが検索してすぐでてきた探偵事務所1社だけに行ってみるのではなく、何社か候補を作ってみて、どの探偵事務所なら任せられるか比較をしてみましょう。
浮気調査を検討中の方必見!探偵に依頼をするときに注意することはこちら
まとめ
不貞行為の元をたどれば、夫が家事育児に非協力的だったから・・・という事は珍しくない事かもしれません。
実際に不貞行為があり、その不貞が原因で離婚という選択をしなければいけなくなった時、子供の将来がどうなっていくのかということは必ず考えなければいけません。
食事を与えない等の育児放棄や子供への虐待の過去等がなければ、基本的に妻の方が親権を得るのに有利とされています。
しかし、夫側が住居や環境を整え万全の準備をして親権を主張してくるという例も実際にあります。
子供の将来を左右する親権問題は親の感情だけで決められることではない為、これからも子供と一緒に暮らし育てていきたいと思うならば、普段から良好な親子関係を築いていく事は大切でしょう。
配偶者の浮気は精神的苦痛がとても大きいですし、人になかなか相談しづらいことでもあるでしょう。証拠集めや裁判でも大きなストレスが溜まるものですが、ARC探偵事務所ではご依頼主の問題、お悩みの解決を一番に考え、調査いたします。
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