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探偵コラム

ストーカーはどこに相談すればいい?知っておきたい警察以外の相談先とは

「別れた恋人につきまとわれている」、「誰かに監視されているような気がする」など、ストーカーの被害に遭っている人は決して珍しくありません。場合によっては自分だけではなく、家族がストーカー被害に巻き込まれてしまうこともあります。そのまま放置しておくと、さらに行動がエスカレートすることもあるので、早めに相談して対策を取ることが大切です。

ストーカー被害に遭ってしまったら、警察では被害が出てからの対応になってしまい、不安な場合も多いでしょう。今回は、警察の他に相談できる公的機関や、探偵にストーカー被害を相談したほうが良いケースなどについてご紹介いたします。

 

ストーカーは犯罪!ストーカー規制法とは

ストーカーはれっきとした犯罪行為です。ストーカー規制法という法律があり、8つの行為を規制対象として定めています。ストーカー規制法に基づいて、警察はストーカーに警告を与えたり悪質な場合には逮捕したりすることができます。

ストーカー規制法は、ストーカー被害の末に被害者が殺されてしまった事件をきっかけに制定された、国民の命と身の安全を守る目的で造られた法律です。

ストーカー行為を行うと、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。警察から禁止命令を受けているのにストーカー行為を行った場合には、2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科されます。

 

規制対象となる8つの行為

ストーカー規制法の規制対象となる8つの行為には、

  1. つきまとい・待ち伏せ・うろつき・押しかけ
  2. 監視していると告げる
  3. 面会・交際の要求
  4. 乱暴な言動
  5. 無言電話・連続した電話・ファクシミリ・メール・SNS
  6. 汚物などの送付
  7. 名誉棄損
  8. 性的羞恥心の侵害

が挙げられます。

ストーカー被害で最も多いのはつきまといで、自宅や職場などをうろついたり待ち伏せしたりする行為です。

また、拒否しているにも関わらず何度も会いたいと言ってくるとか、電話やメール、SNS等で連絡を取ろうとしてくる行為もストーカーになります。

「汚物などの送付」というのは、汚物に限らず不快感を与えるものを送って来る行為です。動物の死骸などを送りつけてくるケースもあります。

最近では、GPSを勝手に取り付けて位置情報を把握する行為もストーカー規制法の規制対象となりました。

 

ストーカー被害の主要な相談先はまず「警察」

ストーカー被害に遭った場合には、まず警察に相談する必要があります。

警察はストーカー規制法に基づいて、ストーカーに警告を出したり悪質であれば逮捕したりする権限を有しています。また、パトロールを強化して何かあればいち早く駆け付けるなど、被害者の保護も行っています。

最初は軽くつきまとわれている程度であっても次第にエスカレートすることが多いので、早いうちから警察に相談するようにしましょう。警察というと敷居が高く感じるかもしれませんが、ストーカーは犯罪なので躊躇う必要はありません。

ただし、状況によっては警察以外の機関などにも相談した方がいいこともあります。

 

警察以外の相談先とは?

ストーカー被害の相談先には、大きく分けて「公的機関」と「民間の機関」の2種類があります。公的機関には自治体が設置している婦人相談所や精神保健福祉センターなどが挙げられます。

民間の機関であれば、弁護士がいる法律事務所や探偵事務所などがあります。住んでいる地域によって存在する相談機関には違いがあるので、インターネット等で情報収集してみるといいかもしれません。

警察に相談する前に利用する場合もありますし、警察に相談したけれど進展がなかったので相談するという場合もあります。

これらの警察以外の相談先について、以下からより詳しく解説いたします。

婦人相談所や精神保健福祉センター

婦人相談所とは、各都道府県に設置されている機関です。女性相談センターや女性センターと呼ばれることもあり、保護が必要な女性の相談に対応してくれます。

DV被害を受けている女性を匿うシェルターなどもあり、自治体によってストーカー被害の窓口も設置されています。

精神保健福祉センターは、精神保健福祉法によって各都道府県に設置されている機関です。婦人相談所と同様に、自治体によってストーカー被害の相談窓口も設置されています。

 

コールセンターに電話で相談

ストーカー被害の相談は、コールセンターに電話で行うこともできます。

代表的なのは、「女性の人権ホットライン」や「被害者ホットライン」といったコールセンターです。

例えば女性の人権ホットラインは、女性のさまざまな人権問題に対する相談を受け付けています。セクハラやDVなどの問題にも対応していますし、ストーカーもその中に含まれます。

女性の人権問題に詳しい職員や人権擁護委員などが相談にのってくれるので、必要があれば救済手続きも行われます。

コールセンターの特徴は、自宅にいながら相談できるという点にあります。ストーカーに狙われている時は外出すらままなりません。窓口に出向く必要がないので、相談しやすいのが大きなメリットです。

 

弁護士に相談

ストーカー被害の相談先には、弁護士がいる弁護士事務所や法律事務所もあります。

弁護士は法律の知識があるので、ストーカー規制法についても詳しい知識を持っています。法律に基づいた適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

また、探偵事務所や興信所などと連携している弁護士も多いので、ストーカーの証拠を集める手助けもしてくれます。また、弁護士が警察に一緒に同行してくれたり、ストーカーとの交渉を行ったりすることもあります。

 

探偵事務所に調査を依頼

ストーカー被害の相談先には、探偵事務所もあります。

探偵事務所というと浮気調査を行っているところというイメージをお持ちの方も多いですが、ストーカーやいじめなど犯罪に関わる調査を行っているところも多いです。

浮気調査で証拠を集めるノウハウは、ストーカーの調査にも活かせます。専門の調査員が、相手に気付かれないように証拠を掴んでくれます。高精度なカメラなども使っているのでストーカー行為の証拠を掴みやすいというメリットがあります。

 

ストーカー調査を探偵に依頼すべきケース

「身近な人からつきまといを受けている」など、明確な証拠がないストーカー被害に遭っている時には、どこに相談すればいいか迷ってしまうことも多いと思います。まずは警察に相談するのが基本ですが、警察以外の相談先の方が良い場合もあるのです。

その中でも探偵に調査を依頼した方がいいケースがあるので、どんな時に探偵に依頼した方がいいのかを紹介します。

 

1.確実に証拠を掴んでから通報したい

ストーカーの相談を探偵事務所にした方がいいのは、ストーカーの証拠を確実に掴みたい時です。最初から警察に相談することもできますが、警察はつきまといを受けているといった話を聞いた程度では動いてくれないことも多いです。

また、最初から逮捕するということはなく、警告を発するなど段階を踏んでいく傾向にあります。それに悪質なストーカー被害を受けていても、相手が自分ではないと否定してしまえば警察としても慎重にならざるを得ません。

そんな時、確実な証拠を提出すれば警察も動きやすくなります。探偵は優れた調査能力を持っているので、証拠として採用される確率の高い証拠を掴んでくれます。

 

2.ストーカーの犯人が特定できない

ストーカー被害の中には、誰がストーカーか分からないということもあります。

例えば無言電話が繰り返しかかってくるとかSNSやメールが大量に送られてくるけれど心当たりがないといったことが考えられます。また、自宅のまわりを誰かがうろついているような気がするけれど、誰なのか分からないということもあります。

そういったストーカーの犯人が特定できない時には、探偵に依頼して犯人を特定するのがおすすめです。探偵は張り込み調査などを行い、ストーカーが自宅の周りなどに現れればだれかを特定してくれます。SNSなどもきちんと分析すれば、相手を割り出せることもあります。情報網を駆使することで犯人を特定することもできます。

 

3.ストーカーの逆恨みが怖い

ストーカーの逆恨みが怖いという時にも、探偵事務所に依頼した方がいいかもしれません。

警察に相談して上手く行けばいいですが、中途半端な対応だとストーカーが逆上してしまうこともあります。警察に相談したことを逆恨みし、さらに行動をエスカレートさせることも考えられます。

ストーカーは自分がストーカーだという自覚を持っていないことが多く、犯罪者扱いされたことに怒りを感じることも多いのです。それが警察にではなく、被害者に向いてしまうことも少なくありません。暴力的な人物がストーカーの場合には、警察に相談する前に探偵事務所に相談しましょう。探偵なら、ストーカー自身に気づかれないように調査を行うことができます。

 

探偵によるストーカー調査はどのように行われる?

探偵事務所のストーカー調査は、具体的にはどのように行われるのでしょうか。探偵事務所のストーカー調査には、ストーカー行為を行っている証拠を集める調査とストーカーをしているのが誰なのかを特定する調査があります。また、それと同時に被害者が被害を受けないように、セキュリティを強化する取り組みなどを行ったりもします。

 

1.証拠・情報収集

ストーカー調査では、まず証拠を集め情報取集を行います。

具体的には被害者の自宅に監視カメラを設置します。監視カメラの映像は、ストーカー行為の証拠として採用されます。そこにストーカーが写っていれば、被害者の周りをうろついていたことが分かります。被害者が自宅に帰ったところを見計らって電話をかけたりするのも証拠として捉えられます。

また、防犯カメラとして目立つところに設置しておけば、ストーカーがカメラに映ることを嫌がってストーカー行為を控えることもあります。

2.張り込み

ストーカー調査では、探偵事務所の調査員が張り込みを行うこともあります。

防犯カメラでは撮影できないところも、手持ちのカメラを使って撮影することができます。待ち伏せをしている様子やうろついている様子をそのまま撮影することができるので、証拠となりやすいといえるでしょう。

また、ストーカーによってはポストに脅迫文や嫌がらせの写真などを投函することもあるので、そういったストーカー行為を映像や写真に収めるのにも役立ちます。高性能なカメラを使えば顔もはっきり映るので、言い逃れをすることはできません。

3.尾行

ストーカーが誰か分からない時には、探偵事務所の調査員が尾行して相手の身元を特定することもあります。調査員は尾行のノウハウを身に付けているので、相手に気付かれることなく住所を突き止めることができます。友人などに依頼して尾行してもらおうとしても、尾行のスキルがないと動きが不自然になり目立ってしまいます。

そのためプロに依頼するのが効果的です。ストーカーが誰なのか分からない時には不安が募りますが、身元がはっきりすることで適切な対処ができるようになります。身元が判明したら、実は身近にいる人だったということもあります。

 

探偵がストーカーに対してできないこと

探偵事務所に依頼する際に気を付けたいことには、警察とは違って逮捕や接触禁止命令を出す権限がないことがあります。

ストーカー行為が行われていることが明らかになっても、探偵がストーカーを逮捕することはできませんし、接触禁止命令を出すこともできません。それができるのは警察だけです。

ただし、警察に相談するにしても証拠があった方が接触禁止命令を出しやすいですし、悪質であればすぐに逮捕ということにもつながります。探偵事務所で得られた証拠を警察に持っていけば、すぐに対応してもらえる可能性が高くなります。あらかじめ警察に行くことも考えて探偵事務所に依頼することが大切です。

一人で悩まず、まずは相談!

ストーカー被害に遭っていても、誰にも相談できずに悩んでいる人は多いです。友人などに相談してもなかなか状況が改善しないこともあります。そういった時はストーカーを扱う機関にまずは相談してみることが大切です。

一人で悩んでいても状況がさらに悪くなることも多いです。「まだそんなに被害は大きくないから大丈夫だろう」と思っていても、気になることがあれば早めに相談することが一番です。

ストーカーへの対応が遅くなるほど、相手がつけ上がり、状況がどんどん悪化してしまうかもしれません。

探偵事務所なら徹底的に調査を実施

探偵事務所に依頼するメリットは、さまざまな可能性を考えて徹底的に調査を実施してくれることです。

警察に相談するためには、まずはストーカー行為が行われていることを証明できる証拠を揃えましょう。その証拠を持って警察に行ったら、すぐに動いてくれるはずです。

探偵事務所によるストーカー調査なら、動画や写真で証拠を掴んでくれるので、裁判などになった際も証拠として採用されます。

 

ストーカー調査ならARC探偵事務所へ

ARC探偵事務所では、ストーカー調査も実施しています。

元刑事の捜査官が、優れた調査力で警察に提出するための証拠集めをお手伝いいたします。

 

警察に相談したけれど、証拠がないためストーカー行為をしているかはっきりせずに何も対処してもらえなかったという場合や、ストーカーの犯人を特定できず、接触禁止命令を出してもらえないなどの場合には、是非ご相談ください。

ストーカー被害にあっていると安全なはずの自宅にいても不安が募ってしまいます。早めに相談して適切な対策を取ることが重要になります。

まとめ

ストーカーの被害に悩まされている時には、警察や探偵事務所などストーカーを専門に扱う機関に相談するのがおすすめです。ストーカーはストーカー規制法によって規制されているれっきとした犯罪です。つきまといを受けていたり、待ち伏せされたりするのもストーカーになります。また、メールやSNSなどを大量に送りつけてくる行為もストーカーに該当します。

探偵がストーカーの実態調査を行う場合には、依頼者様に被害が及ばないように細心の注意が必要になります。

ARC探偵事務所では、ご依頼者様の状況や詳細をお伺いし、安全に証拠の収集をいたします。現在、ストーカー被害に遭っていて、探偵への相談を考えている方は、お早めにご相談ください。

 

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