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探偵コラム

浮気が原因で離婚!慰謝料の相場は?高額請求できるのはどんなケース?

浮気によって家庭にもたらされた不幸は夫婦間だけではなく、家庭全体にまで及ぶことでしょう。離婚を余儀なくされることで経済的な問題が生じたりと、その悪影響は後々にまで引きずる可能性があります。

浮気が原因の離婚であれば、慰謝料請求が可能です。

しかし、その金額はどのように決まるのか、また相場はどれくらいなのかを知っている方は多くないでしょう。また、慰謝料が高額になるのはどのようなケースなのかも事前に知っておくべきです。

今回は、浮気による離婚の慰謝料について、その金額に注目して解説していきます。

 

配偶者の浮気によって結婚生活が崩壊……いくら請求できる?

浮気によって結婚生活が崩壊したなら、慰謝料を請求できます。

民法752条で「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。」と定められています。結婚生活が崩壊、つまり婚姻関係が破綻しているかどうかは、この民法752条に基づいて判断されるのです。

つまり、浮気発覚前には、同居して互いに協力や扶助し合っていたものが、浮気発覚後にそうではなくなったなら、浮気が原因で結婚生活が崩壊したことになります。その場合には、その浮気に対して慰謝料が請求できるわけです。

ところで、その慰謝料は具体的にいくら請求できるのでしょうか。実はそこに明確な計算方法はなく、過去の判例と浮気の状況によって決められているのです。

 

浮気・不倫による慰謝料の相場は100300万円

浮気・不倫に対する慰謝料は、婚姻関係や子どもへの悪影響の度合いによって大きく変わります。相場としては100万円〜300万円です。

たとえば、1回限りの場合と長期間の不倫関係では、損なわれる夫婦の信頼や精神的苦痛の大きさが異なります。また、浮気後も結婚生活を継続できる場合と、離婚した場合では家庭への影響の大きさも変わってくるでしょう。

そのように、状況・条件の違いから受けた損害や精神的苦痛の大きさが変わるため、慰謝料の金額は浮気によって大きかったり小さかったりするわけです。

しかし、たとえどんな状況の浮気であっても、配偶者に対する裏切り行為であり、心情的には許しがたいものがあるでしょう。できるだけ多くの慰謝料を請求したいと求めるのは当然のことでしょう。

 

慰謝料を相場よりも高額請求できる要件とは

先述のように、浮気・不倫に対する慰謝料は、浮気の内容やその後の状態、家族への影響で金額が変わります。つまり、高額になり得る要件があるわけです。

もし、そのような要件を知らず、安い慰謝料に甘んじてしまうと損をします。可能な範囲で高額な慰謝料が請求できるよう、高額請求できる要件をよく知っておくべきでしょう。

 

  • 長期間の不貞関係があった
  • 浮気・不倫発覚前は夫婦関係が良好だった
  • 家族や子どもに悪影響を与えた
  • 「浮気をしない」誓約書の約束を破った
  • 浮気相手との間に妊娠・出産の事実があった

 

5つの要件について解説していきます。

 

長期間の不貞関係があった

やってはいけないことと思いつつ、つい浮気をしてしまったというケースと、長期間に渡って浮気し続けていたケースでは、夫婦間の信頼を損なう度合いが違います。被害者から見れば、「長い間、裏切られ続けて来た」ということになるわけです。また、反省してやめることはなく浮気を続けていたことになり、その悪質性が浮き彫りになります。

当然のことながら慰謝料は高くなる傾向にあります。しかし、高額な慰謝料を求める主張が認められるには、長期間の不貞関係を裏付ける証拠の提示が必要となります。

 

浮気・不倫発覚前は夫婦関係が良好だった

浮気・不倫が夫婦関係にもたらした影響の大きさは重要です。ですから、浮気発覚の前後で、どれほどの変化が生じたのかを明確にする必要があります。

たとえば、発覚前には「家族として平穏に同居していた」「夫婦の性的関係は問題なくあった」「夫婦で趣味を楽しんでいた」「家族で旅行を楽しんでいた」など夫婦関係が良好であったことを主張します。記念写真など証拠になるものがあれば用意しておくとよいでしょう。

そして発覚後には、「言葉すら交わさなくなった」、「婚姻関係は破綻し離婚した」などのような状態なら、浮気が原因で幸せな結婚生活が一転してしまったことが示せます。

 

家族や子どもに悪影響を与えた

不倫・浮気をしている年代は、若年層に限られるということはありません。

30代や40代辺りでは、子どもがいる家庭がかなり高い比率で含まれていることは容易に想像できるでしょう。つまり、浮気は夫婦関係だけに留まらず、子どもに影響を及ぼすことが問題となるわけです。

父親の不貞または母親の不貞を、子どもはどう理解すればよいのでしょうか。その心理的な影響は大きいと考えられます。また、離婚すれば経済的影響も生じてきます。

これもまた、慰謝料が高額になる要因となるでしょう。

 

「浮気をしない」誓約書の約束を破った

過去において浮気をした前例があり、その時に「二度と浮気はしない」という主旨の誓約書を書いていたとすると、今回の浮気はその誓約を破ったことになります。“誓約”とは、法的には契約と同等のものです。浮気だけでなく契約を守らなかったことも加わり、とても不誠実であることが強調されます。

そのため、浮気による精神的苦痛は大きく見積もられ、慰謝料も高くなります。

浮気があっても離婚しない道を選んだ場合や、浮気しそうで心配な配偶者に対しては、今後のために必ず誓約書を作り、大切に保管しておきましょう。

 

浮気相手との間に妊娠・出産の事実があった

浮気が夫婦の信頼を裏切る男女関係であることも大きな問題ですが、その浮気カップルの間に子どもが生まれたとなると事態はいっそう深刻です。生まれてきた子どもには何の罪もありませんが、より大きな問題が発生することは確実です。

もし、夫が浮気していた場合、不倫相手が妊娠・出産すると、その子を認知するかどうかの問題があります。多くの場合、夫の収入からその子の養育費が支払われることになるでしょう。もし、妻が浮気をして浮気相手との間に子どもが出来たなら、夫婦の子どもとして出産するかもしれません。

浮気相手との間に子供ができるという状況は、夫婦間の裏切り行為であるだけでなく無責任な行為とも言えます。大きな精神的苦痛が加味され慰謝料は高額となります。

 

慰謝料を相場よりも高額請求できる相手側の要件  

配偶者が浮気をした場合、その浮気相手にも慰謝料を請求したいものです。大事な夫を・妻を奪った憎むべき相手と思ってしまうのも自然な気持ちでしょう。

この浮気相手に対しても、慰謝料が高額となる要件がいくつかあります。これもよく知っておくとよいでしょう。請求可能な慰謝料なら遠慮することはありません。

その要件には、相手の支払い能力、意図的な浮気、反省していないなどがあげられます。そして、これも要件が重複するほど慰謝料は高額になります。

では、それぞれについて解説していきましょう。

 

十分な支払い能力がある

もし、浮気相手に慰謝料の支払い能力がない場合、「そんな金額払えない」と言われ、そのまま一切支払われることなくずるずると時が経っていく可能性があります。そこで、相手の支払えそうな金額を考慮すると、“あまり高い金額を請求しても無駄”ということで、かなり低い金額になりかねません。

しかし、浮気相手が高い地位にある人物や高所得者の場合、その慰謝料で解決を図るなら「少々高額でも仕方ない」と考える可能性が高いでしょう。浮気問題の渦中にいて、いつまでも責め立てられるよりは早期解決を計りたいと考えるわけです。

 

意図的に浮気をしている

配偶者の浮気相手が、婚姻関係を知らず、つまり2人とも独身だと信じて男女の関係にあった場合は、浮気の責任を浮気相手に求めることは不可能です。したがって浮気相手に慰謝料の請求はできません。

しかし、結婚していることを知ったうえ、つまりその関係が浮気・不倫になることを認識したうえで関係を持っているなら、浮気相手にも責任(共同不法行為責任)があります。

さらに、結婚生活を壊し、離婚させたうえ自分が結婚しようと計っていたなら、より悪質で、慰謝料は高額になるでしょう。ですから、浮気・不倫と認識したうえで関係を持っていたのか、どのような意図で浮気をしていたのか、明らかにしたいところです。

 

反省の色が見えず、真摯に謝罪をしていない

浮気が発覚しその証拠を押さえられているにも関わらず、全く反省していないと思われる人もいます。浮気がバレたことは残念だが、その配偶者や家族に対しては何も思わないわけです。

どのような態度や行動なのか、具体例を挙げると

  • 居直って逆切れする
  • 反省したふりをして「もう2度と会いません」と言いながら翌日には会っている
  • 支払い能力がありながら「お金がありません」と慰謝料を拒む

このようにさまざまです。不倫・浮気によって家庭に大きな影響を与えたことを軽く考えており、反省もなく謝罪の気持ちもありません。

そもそも、結婚していて家庭があるとわかっていながら不貞な関係になるわけで、発覚したからと言って反省しないケースはそれほど珍しくないのです。もし、そのような相手なら慰謝料の金額は高くなるでしょう。

 

浮気によって離婚する際の慰謝料請求は弁護士に相談?

配偶者の浮気、そして離婚、さらに元配偶者とその浮気相手に慰謝料を請求。こうした交渉や手続きは自分自身で行うことも可能です。しかし、感情的な口論にならないように冷静な交渉が出来るでしょうか。裁判や示談を有利に進めるスキルや法的知識があるでしょうか。

やはり、弁護士を代理人に立てて交渉に臨むべきでしょう。可能な限り高額な慰謝料も期待できそうです。

しかし、弁護士が交渉を行う上で絶対に必要なものがあります。それは、浮気の実態を立証できる証拠です。証拠のない話だと、いくら弁護士が優秀でも相手に一蹴されてしまい、それ以上どうにもなりません。

ですから、相手との交渉に必要なのは、「弁護士」の前に「浮気の証拠」です。まず証拠をしっかりと入手しておきましょう。

 

まずは探偵に調査依頼をして証拠を掴む!

浮気の証拠を入手するには、探偵に浮気調査を依頼することをおすすめします。

しかし、自分で調査するという考えもないわけではありません。配偶者の服やサイフの中に何か証拠はないか調べる、GPSやボイスレコーダーを仕掛ける、尾行してみる、このような方法で自力の調査を行うことができます。

ただし、リスクはかなり高いでしょう。調査する上で違法なやり方を知らずにやってしまったり、調査していることがバレて、事態を悪化させてしまったりする危険性があるのです。その上、素人の調査ではリスクの割にそれほど有効な証拠は期待できません。

自力の調査では、結果としていくつかの弱い証拠が得られる程度に留まります。もし、確実で強い証拠を入手するならプロレベルの調査が必要です。

そのため、初めから浮気調査のプロである探偵に依頼した方が安全で確実なのです。

 

慰謝料請求のために証拠の入手が重要な理由

浮気に対して慰謝料を請求する場合、そもそも証拠がなければ「浮気などしていない。慰謝料を払う必要なし。」ということになり、交渉は失敗してしまいます。最低でも“不貞行為があったことを確実に示す証拠”は必要です。

さらに、慰謝料の請求金額を少しでも高くするためには、浮気のさまざまな実態を明らかにし事実であることを裏付ける十分な証拠を入手しておくべきでしょう。その理由は、これまで述べてきたように、慰謝料の金額は浮気の状況や内容によって大幅に変化するからです。

そのためにも、まず先にやっておくべきことは、浮気調査を探偵に依頼すること、そして浮気の内容が詳しくわかるような証拠を集めておくことです。

 

次から、慰謝料請求のために証拠の入手が重要な理由を解説していきます。

不貞行為の内容や期間が証明できる

最も大きな理由は、証拠によって不貞行為の内容や期間を証明することができるという点です。

浮気に対する慰謝料とは、その浮気によって婚姻共同生活の平穏を侵害されたことによる精神的苦痛に支払われるものです。ですから、単に浮気していた・していなかったの2択ではなく、その内容や程度から、被害を受けた精神的苦痛の度合いが加味されて慰謝料の金額がきまります。

ただの浮気の証拠ではなく「具体的な内容」と「期間」がわかるものが求められます。

 

浮気相手との親密さが証明できる    

不貞行為があったことを示す証拠だけがあったとしても、「一緒に飲んでいて酔っぱらった勢いで、ついラブホテルに行ってしまった。」と、内容を偽ることができます。ちょっとした出来心や気の迷いなのか、それとも深い関係だったのか、不貞行為の現場を押さえた証拠が1つだけでは判別がつきません。

その2人が、どのような付き合いをしていたのか、どのようなデートを重ねていたのか、そうしたことが客観的にわかる証拠が必要です。お互いの心のうちを明かすような親密なメッセージのやりとり、配偶者への裏切りを軽んじて不倫関係を尊重しているような発言が証拠となります。

それが、夫婦間の信頼をどれほど踏みにじっていた行為なのかを示すことになるでしょう。

 

このような証拠を入手しても、まだ終わりではありません。裁判所に受理してもらうためには、きちんとした報告書にまとめる必要があります。

 

探偵なら「不貞行為等の調査報告書」が作成できる

探偵が行う浮気調査は、対象者の行動を調べる行動調査がベースとなっています。行動調査とは、対象者を尾行しその行動を確認及び記録していく調査です。

そして、浮気調査では、行動調査と同様に対象者を尾行して、浮気相手と待ち合わせ場所で合流した様子、一緒に街を歩いている様子、飲食店で食事をする様子、ラブホテルに入るところ、出てくるところなど、写真や映像に記録します。

探偵は、その一連の行動とそれに含まれる不貞行為の証拠を「調査報告書」という書面に、日時や写真とともに記載した形で依頼者に報告します。それは、浮気の内容を時系列にまとめたものであり、その証拠でもあるわけです。

この調査報告書は、裁判においても、浮気している様子を詳細に示す証拠として提出できます。

 

慰謝料を相場よりも高く請求したいなら探偵に相談

浮気した配偶者から、そしてその浮気相手から慰謝料を請求するには、これまで述べてきたように、弁護士を代理人に立てて交渉及び裁判を行うとよいでしょう。単に浮気した事実だけでなく、その内容や状況を考慮に入れて、慰謝料請求の金額が高くなるように交渉してくれます。

そのためには、浮気の内容が客観的にわかる証拠が必要です。それがなければ、いくら弁護士でも交渉は上手くいきません。

そこで、慰謝料の請求に必要な証拠を集めようというわけです。

そのためには、まず最初に探偵に相談することをおすすめします。信頼できる探偵なら、その後の交渉や裁判を念頭に調査してくれるでしょう。

 

浮気・不倫調査ならARC探偵事務所へ 

現在、配偶者の浮気の疑いがあり、疑惑が確信に変わったらできるだけ高額な慰謝料を請求したいとお考えの方はまず信頼できる探偵事務所に依頼をしましょう。

浮気調査の実績がある探偵事務所をお探しなら、ぜひ「ARC探偵事務所」にご相談ください。

ARC探偵事務所なら、離婚裁判に強い浮気調査が可能です。全国区で調査が可能なので、エリアを問わずご相談を受け付けています。

探偵に依頼できる調査についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

浮気が原因で離婚をする場合の慰謝料の相場について、詳しく解説いたしました。

慰謝料の相場は100万円〜300万円です。その浮気の内容や状況から、精神的苦痛の大きさが推定され慰謝料の請求金額が決まります。

良好だった夫婦関係が一転して最悪のものとなった場合や長期間の浮気、その悪影響が子どもにまで及んだこと、誓約を破るなどの不誠実な対応といった要件が証明できれば精神的苦痛が大きいとみなされ、慰謝料の金額は高くなる傾向があります。さらに、浮気相手に対しては、意図的に浮気したこと、反省していないことなどが、慰謝料を高額にする要因です。

交渉や裁判は弁護士に依頼すべきですが、その前に探偵に浮気調査を依頼して証拠を入手する必要があります。 

浮気による離婚の慰謝料請求を考えている方は、ぜひ「ARC探偵事務所」にご相談ください。

全国区で調査が可能な、浮気調査のプロフェッショナルです。

 

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