その行為大丈夫?知らなかったでは済まされない!! ~浮気調査でやりがちな行為と違法性~
その行為大丈夫?知らなかったでは済まされない!!
~浮気調査でやりがちな行為と違法性~
パートナーが浮気しているかも?怪しいな…。と思い浮気の証拠を抑えようと、必死になりすぎていて気がついたら実は違法行為で犯罪になってしまうケースがよくあるのです。
パートナーの証拠をつかみたかっただけなのに、浮気調査が犯罪になってしまったらそれどころではなくなってしまいます…。
そんなことがないようにしっかりと知識を得て、理解する必要があります。
特に、将来パートナーとの離婚を考えている方や、少しでも有利に離婚したいと裁判を考えている方は浮気調査に関する違法性についてしっかりと把握しておきたいところです。
そこで今回、パートナーの浮気の証拠を抑えたい。自分自身で調査に挑戦してみよう。
と思っている方に
- 浮気調査はどこまでならしていいのか?
- 自分自身の浮気調査の行為が法に触れていないのか?
- なにが違法になるのか?
といったことについて浮気調査でありがちな行為と一緒にお話していきます。
違法性の低い行為
共有のものをチェックする
パートナーと共有しているものやスペースであれば、違法性が問われる可能性は低いです。
具体的にどんなものがあるのでしょうか?
1.パートナーと2人で共有している車をチェック!
実は車は浮気の証拠が残っていることが多くあります。助手席の位置や角度がいつもと全然違っていたり、イヤリングやピアスといったアクセサリーや髪の毛が落ちていたり、場合によっては香水の匂いが残っていることも…。
また、車の走行距離やドライブレコーダー、ナビの履歴を見ることでパートナーと浮気相手がデートした場所が特定できることもあります。
2人で共有している車は違法性を問われる可能性は低いのです。
2.リビングやベッドルームをチェック!
リビングやベッドルームもパートナーが浮気相手を家にいれていたとしたら、車と同じく浮気の証拠が多く残っていることがあります。
特にゴミ箱に見覚えのない領収書や不貞行為をした証拠が残っているかもしれません。
こちらも2人で共有している財産になりますので、違法性を問われる可能性は低くなります。
グレーゾーンな行為
パートナーと共有しているものやスペースであれば、浮気調査の違法性は低いとお話してきました。では相手が所有しているものはどうでしょうか?相手が所有しているもののなかにはグレーゾーンな行為がありますので具体的に紹介していきます。
1.パートナーの財布の中をチェック!
財布には、利用明細や領収書、お店の会員証、チケット、ATM明細書など…。
たくさんの証拠や情報がはいっているので、パートナーの行動がわかる場所でもあります。
しかし、パートナーの財布を勝手に調査するのは、違法性は低いもののプライバシーの侵害からグレーゾーンな行為になるので注意が必要です。
2.ロックなしのスマホやパソコンをチェック!
もし、パートナーが浮気をしていたとしたらスマホやパソコンに証拠が残っている可能性があります。例えば、フォルダを見れば写真や動画で浮気の証拠を抑えることができますし電話帳などから、浮気相手の名前や、怪しいなと思うお店の名前などを知ることがでますよね。
パートナーのスマホやパソコンにロックがかかっていなければすぐに確認することもできますしチェックしたくなりますよね。パートナー同士浮気が心配でスマホやパソコンをみる場合はプライバシーの侵害のレベルは低いので損害賠償が認められない場合もあります。
もし、損害賠償が認められたとしても損害賠償が低くなることもあります。
しかし、スマホやパソコンにロックがかかっていなくても勝手にパートナーのスマホやパソコンを見ることは基本的にはプライバシーの侵害になり違法行為となりますのでしっかり把握しておく必要があります。
違法な行為
パートナーの浮気の証拠をつかもうとせっかく頑張ったのに、違法な行為で犯罪になってしまったら…。せっかくの頑張りが無駄になって悲しいですよね。
次にご紹介していくのは、100%アウトな違法行為になります。しっかり理解して、自ら加害者にならないようにしましょう。
・相手の所有しているものを勝手に調査する
1,ロックありのスマホやパソコンを勝手にみる
先ほどお伝えしたグレーゾーンな行為でもあった、パートナーのスマホやパソコンにロックがかかっておらず、勝手にスマホやパソコンの中を見た場合プライバシーの侵害として損害賠償が求められることがあります。ということお伝えしてきました。
では、ロックありのスマホやパソコンを見たらどうなるのでしょうか?
ロックのかかっているスマホやパソコンを勝手に解除し見ることは不正アクセス禁止法に該当します。また、今の時代連絡手段の多くはSNSを使っている方が多いことでしょう。パートナーのSNSに許可なく勝手にログインする行為も不正アクセス禁止法に該当します。
2,パートナーの許可なく勝手にアプリを入れる
パートナーのスマホに勝手にアプリをいれるのは具体的にどんな時なのでしょうか?
パートナーと浮気相手との浮気の証拠をつかもうと盗聴をするアプリや位置情報がわかるアプリなどをいれるケースです。
夫婦であってもパートナーの許可なく勝手にアプリをダウンロードするということは、不正アクセス禁止法や不正指令電磁的記録供用罪に該当するのです。
不正アクセス禁止法 って?
不正に入手したIDやパスワードで他人が勝手にアクセスすることやそれに類する行為を禁止する法律です。
不正指令電磁的記録供用罪って?
浮気調査などで、相手の許可なく勝手にスマホに位置情報アプリや遠隔操作アプリをいれたときに該当します。
不正指令電磁的記録供用罪は、成立すると3年以下の懲役刑や50万円以下の罰金刑が課せられます。それなりに重い罪でありますので、軽い気持ちで勝手にパートナーのスマホに位置情報アプリや遠隔操作のアプリを入れることでご自身が犯罪者になってしまいますで注意しましょう。
3.郵便物を勝手にみる
パートナー宛てに届いた郵便物は、浮気相手からのものかもしれませんし、気になってしまいますよね…。しかし、他人宛てに届いた郵便物を勝手に開封する行為は違法になるのです。
書面で送られてくる『親展』という表記は『宛名となっている本人が読んでほしい』という意味がありますので本人以外が開封すると信書開封罪という罪に問われてしまいます。
信書開封罪って?
正当な理由なく封がされたままの他人宛ての信書を勝手に開封することで成立する罪です。
ついつい、気になってパートナーの郵便物を勝手に開封した場合は信書開封罪というれっきとした罪に課せられるのでしっかりと把握しておきましょう。
4.パートナーの持ち物にGPSや盗聴器を仕掛ける
パートナーの浮気の証拠をつかみたいけど、効率よくあつめたい!
そんな時パートナーの持ち物にGPSやボイスレコーダーなどの盗聴器を仕掛けてみようかな。と思ったことがある人もいるかもれません。
しかし、パートナーの許可なく位置情報を取得することにより、プライバシーの侵害やパートナーと浮気相手の証拠を抑えようと、つきまとうことでストーカー規制法に反する可能性があるので注意する必要があります。
プライバシー侵害って?
プライバシー侵害というのは、個人の容姿や情報など、プライバシー情報を勝手に収集や公開をして権利を侵害することです。民事上で損害賠償請求される場合があります。
スマホを勝手にみられて浮気相手との会話を盗み聞きされた場合などすることがプライバシー侵害に該当します。
ストーカー規定法って?
悪質なつきまといや、待ち伏せ等をする行為を規制した法律のことです。
ストーカー行為をした場合、1年以内の懲役刑または100万円以下の罰金刑に処される可能性があります。少しでもパートナーと浮気相手の証拠を残そうとパートナーや浮気相手をつきまい、追いかけまわすことでストーカー規定法に反し犯罪になってしまう可能性があります。無理にいかず冷静に行動する必要があります。
5.浮気相手の家に盗聴器を仕掛ける
浮気相手の家がわかっているからそこで証拠を残そう!なんて考えている方はちょっと待って!!
浮気相手の住所を特定し許可なく無断で家に侵入して盗聴器を仕掛けることは、住居侵入罪という立派な犯罪となります。
住居侵入罪って?
正当な理由なく、他人の住居に侵入する犯罪です。
ここで少し注意が必要なのが、住居=住んでいる家。ではありません。
住んでいる家だけではなく、泊っているホテルに忍び込むことも正確には住居侵入罪に該当するのです。住居侵入罪は、3年以下の懲役刑または10万円以下の罰金刑となります。
ここまで考えているとどんどん行動がエスカレートしていく可能性が高いです。
一度立ち止まって自分自身見直す必要があります。
自宅にボイスレコーダーを仕掛けて活用したい人はこちらも確認↓↓
まとめ
浮気をされて、なにも感じない人なんてほとんどいないですよね。なにかしら感じることや思うことがあるでしょうし、浮気されていい思いはしないですよね…。
だから、焦って必死に証拠を集めてやろう。と思う気持ちもわかります。しかし、浮気をされたからといってなんでもしていいわけないのです。
ここまで、浮気調査でやっていいことと、やってはいけないことをご紹介してきました。
違法となる行為を知っていることで、自分自身が加害者になるのも防ぐことができるのです。
また、自分自身で合法なのか違法なのか迷うこともあるかと思います。
そんなときは、浮気調査のプロである探偵に相談してみるのもいいかもしれません。
配偶者の浮気は精神的苦痛がとても大きいですし、人になかなか相談しづらいことでもあるでしょう。証拠集めや裁判でも大きなストレスが溜まるものですが、ARC探偵事務所ではご依頼主の問題、お悩みの解決を一番に考え、調査いたします。
慰謝料を請求するには、確実な証拠が必要です。ARC探偵事務所なら、優秀な調査官が高い調査力を生かし、裁判や調停で有効な証拠集めと報告書作成を行います。
初めてのご依頼、不安なことが多いかもしれませんが安心してお任せください。
首都圏及び全国8カ所に相談所がございます。