本当に探せるの?行方調査・所在調査、探偵による人探しの成功率と調査方法は?
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本当に探せるの?行方調査・所在調査、探偵による人探しの成功率と調査方法は?
「どこにいるのかわからない人」を探し出す方法として探偵に依頼する行方調査や所在調査があります。依頼者本人では探せず困っていても、全くの他人である探偵がその人を見つけ出すことができるのです。そんな探偵の人探しは、どのような方法で行われ、成功率はどれくらいなのでしょうか。さらに、その成功率の秘密も含めて解説します。
「どうしても探したい人がいるのに、見つけられない…」所在調査・行方調査…通称「人探し」を依頼する人には切実な思いがあります。
突然家出してしまった家族・過去にお世話になった恩人・貸したお金を返さずに逃げた人や養育費を払わず行方をくらました元配偶者・ネット上でしか交流がない恋人など、その理由は様々ですが、どうしても探し出したい事情がそれぞれにあるわけです。
そのような思いを受けて探偵は人探しに臨みますが、その成功率は一体どれほどなのか気になる人も多いでしょう。
探偵が行う人探しの成功率はどれくらい?
探偵に人探しを依頼する時、やはり気になるのが「本当に見つかるのだろうか?」ということでしょう。その心配は「探偵に人を探し出す能力があるのだろうか?」「本気で探してくれるのだろうか?」という疑いを含んでいる事でしょう。そうなると当然、成功率を重視するようになるのです。
逆に、依頼を受ける探偵側からすると、受けたからには見つけ出さないと探偵業者としての信用に関わる問題となるのです。そのため、人探しを依頼された際に、何とか見つけ出そうと努力しています。
その結果、探偵による人探しは下記に示す成功率となっています。
探偵による人探しの成功率はおよそ70%〜90%!
もし、全く初対面の人からある人物の顔写真を見せられ「この人物の居場所がわからないので探してほしい。」と頼まれたらどうでしょう。今まで一度も会った事もない全く面識のない人物を探してくれという話です。そのようなことを突然頼まれても困ってしまうでしょう。
しかし、探偵は「人探しのノウハウ」を確立しています。そのため、普通に探しても見つかるはずのない人を見つけ出すことで、70%〜90%という高い成功率を生み出すことができているわけです。
ちなみに大手探偵事務所では、S社96%、M社93.2%、H社87.2%など、90%前後といった成功率を公表しています。
警察にも人探しをしてもらえる?
困った時に、警察へ相談しようと考える人もいるでしょう。しかし警察の人探しというのは、刑事事件の容疑者を逮捕するために対象者を見つけ出すという調査を主としています。刑事事件の捜査の一環として、容疑者の居場所をつきとめたりしますが、「事件性のない」行方不明者(一般行方不明者)について積極的な調査は行われません。
個人間の金銭トラブル、お世話になった人にもう一度会いたい、など個人的な理由や民事トラブルでの人探しにおいては、警察は民事不介入のため期待できません。手続きとして行方不明者届を警察に出すことで、警察内部の行方不明者のリストに記録され、何かのきっかけで警察官がたまたま見つけた際には連絡があるという程度です。
したがって、行方不明者届を警察に出しても、見つかる可能性はかなり低いと考えられます。よって、人探しの際は探偵へ依頼した方がはるかに見つかる可能性が高いでしょう。
警察に依頼した方がいいケース
上記に示したように、一般的に人探しは警察より探偵の方が見つかる可能性が高いと考えられるとはいえ、刑事事件や道路交通法に絡む人探しとなると話は別です。それは警察が管轄する領域なので、警察による積極的な調査が期待できます。
暴行傷害事件、ひき逃げや当て逃げ、スリや空き巣のような窃盗事件などの刑事事件に該当する件においては探偵ではなく警察に訴えるべきです。
また、「幼い子供が長時間見つからない」といったような、何らかの事件に巻き込まれた可能性がある場合も早急に警察に行方不明者届を出すべきでしょう。事件性があるとみなされれば、「特異行方不明者」として、積極的な捜査が行われます。
「成功率100%」と謳う探偵社に注意!
探したい人が見つかる可能性は高いに越したことはないでしょう。依頼するなら、その探偵にどれほどの実力があるのか、気になるのは当然です。
WEBサイトなどに成功率が表記されていれば、その数値は探偵の実力を示す値だと受け止めることになり、「人探し成功率30%」と「人探し成功率80%」の2社を比べれば後者の探偵に依頼したいと考えるでしょう。
当然、成功率は高い方を選びたいと考えると思いますが、では「人探し成功率100%」と表記されていたらどうでしょう。この探偵社に依頼すれば必ず見つかるはずですね。
しかし、どんなに優秀な探偵社でも人探しで100%の成功は実現不可能でしょう。プロがどれほど探しても見つからないことだってあるのです。つまり、成功率100%と謳っている所は、むしろ信頼できない探偵社といえるでしょう。
必ず見つかるからと高い金額を払って依頼したはずなのに、後悔する結果にならないよう、人探し成功率100%を公表する探偵のカラクリの例を3つご紹介しましょう。
成功率の高そうな依頼のみ受ける
何かを頼まれた時、それを自分の力で成功させる事かできるかどうか、考えてしまうことがあります。特に、「必ず成功させてほしい。」と頼まれたら、本当に自分にできるかどうか心配になる事もあるでしょう。
そうなると、成し遂げる事が難しいと感じる件については断りたくなってしまう事もあります。特に、絶対に失敗してはいけないとなれば、なおさら引き受けるのを躊躇してしまうでしょう。それは、探偵も同じです。
調査の成功率がその探偵の実力を示しているなら、その数値は高いほどよいわけです。難易度の高い人探しを沢山受けて、それが成功しなかった場合、その探偵社の人探し成功率は下がってしまい、それに伴って探偵としての評価も下がる事に繋がるのです。
このように、成功率を高くしなければいけないとなると、難しそうな依頼を断りたくなったとしても不思議ではありません。
そのようなわけで、そもそも失敗しそうな人探しの依頼は断り、成功率の高そうな依頼のみを受けることで成功率を100%にしているのです。
調査期間を無期限にし、失敗報告をしない
成功率100%ということは、失敗が0件ということです。全国にいる大勢の人々の中から対象の人物を見つけ出すのですから、そう簡単な事ではありません。当然、見つからないというケースはあるはずです。
しかし、見つかっていないにもかかわらず失敗としてカウントされていない、つまり、「調査継続中」なので、まだ成功か失敗の結論が出ていないということです。調査期間を無期限にすることで「永久に調査期間が続く」という仕組みになっているのです。
つまり、見つからない場合、調査成功にもなりませんが失敗にもなりません。そんなやり方で失敗を0にしているわけです。
虚偽の報告をしているケース
できるだけ調査期間を延ばしたとしても、どうしても期限ありの調査を依頼されることだって勿論あります。探偵が「簡単に見つかりそうだ」と判断して引き受けたものの、手を尽くしても見つからないまま期限を迎えることもあるでしょう。
見つからなかったことを正直に報告すると、ホームページや広告に成功率100%と記載できなくなります。そこで、「死亡していました。」と結果を捏造してしまうケースもあるのです。
成功率の高いケースと低いケース
人探しは、実際に調査してみなければわかりません。
調査対象者の足取りを追ってみると、途中で情報が途絶えてしまって探偵の力を持ってしてもどうにもならないというケースだってあります。また、対象者が必ずしも日本にいるとは限らず、海外に渡っている事もあります。調べを進めてみて初めて「見つからない」とわかる場合もあるのです。
また、警察が人探しで全国指名手配をするのと違い、探偵の調査では限られた予算と調査員で行われます。いくら専門的なノウハウがあったとしても、限界はあります。
そんな探偵の人探しの中でも、成功する可能性が高いケースと低いケースがあります。それを知っておくと、依頼する際により適切な判断をする事ができるでしょう。
成功する可能性が高いケース
たとえば、1か月前まで住んでいた住所や勤務先、電話番号、氏名などがわかっている。このような条件であれば、近所の誰かがどこに引っ越したのか知っているかもしれません。また、勤務先など周囲の人から手がかりを得れば成功が見えてきます。
また「元恋人や元配偶者」なら、SNSの利用状況、生活の習慣や立ち寄りそうな店、交友関係など人物像がはっきりとしていて、手がかりがたくさんあります。また、写真があれば容姿もはっきりとわかり、調査しやすいでしょう。
生き別れになった家族や、家出して以来どこにいるか分からなくなってしまった親など、親戚や友人関係などで手がかりを得る事もでき、成功率が高いケースと言えるでしょう。
このように、成功率が高いケースの特徴としては、『依頼者が対象者の有用な情報を持っている』という事です。
成功する可能性が低いケース
成功率が低くなるのは、高いケースの逆の場合と言えます。
探し出したい対象者が「30年以上も前、まだ小さい子供だった頃の名前も覚えていない友達」といった場合、持っている情報が少ない上に、年月が経ちすぎて少し覚えているその記憶ももしかしたら間違っているかもしれません。その頃に遊んでいた公園が現在は無くなっている事もあるでしょう。そうなると、その当時の詳細な情報を集めることは困難です。
「○○に引っ越したと言っていたような気がする…」といった曖昧な情報は、そこを調べても何も得られない可能性があります。
このように『情報が少ない』または『情報があっても間違っていたり曖昧な情報である』といったケースでは成功率も低くなってしまいます。
探偵による人探しの方法
探偵は様々なノウハウを駆使し調査をしています。いよいよここからは、そのノウハウについて解説していきましょう。
人探しではネット上のSNSなども利用され、まずそこから得られる情報がないか調べます。そして、持っている情報と得た情報から
・データ調査
・聞き込み
・張り込み
などの方法を駆使して行方不明者を追います。
これらは人探しの主力ともいうべき調査方法です。
それでは、その4種類それぞれについて解説していきましょう。
ただし、基本的な調査方法に加え極秘の探偵ノウハウもあるのですが、一般の方が真似できるような簡単な方法ではなく、その秘密は非公開です。
データ調査
データ調査と聞いても「何のデータなのか?」という印象ですが、実は人探しのためのデータベースが色々あるのです。探偵事務所がそれぞれに持っているデータベースです。
そのデータベースを使って検索する、それがデータ調査です。
氏名や住所(住所の一部分でも)年齢、生年月日などをキーワードにして検索できるようになっています。場合によっては、このデータベース調査だけで調査の大半が終わり、「依頼してから数時間でほぼ結果がでた」というような驚きの速さもありえます。
ただし、このデータベースは最新情報に更新する際かなり費用がかかるもので、その探偵事務所の資金力も影響してきます。
聞き込み調査
人探しにおいて、よく探偵が用いる方法として聞き込み調査があります。
人は様々な人と関りながら生活をしていますので、必ず誰かの目に留まって生きています。よく行く店やその人の趣味に関係する場所などで、有力な情報を持っている人物がどこかにいるだろうと考えられるわけです。時にはビラ配りをしながら聞き込みをする事もあります。
昔の刑事ドラマでも見られるように、人から情報を聞き出すという方法は、少し古典的なやり方ではありますが、とても有効な方法です。したがって、人探しにおいてこの聞き込み調査は重要度が高いといえるでしょう。
とはいえ、他人から話を聞かせてもらうことは簡単ではありません。どのような関係者にどのように聞き込みをするか等、そこに探偵ならではのスキルやノウハウを発揮する必要があるのです。
張り込み調査
依頼人からの提供された情報や、探偵がデータ調査や聞き込み調査で得た情報から、ある程度の所在地を絞り込むことに成功したら、対象者が現れそうな場所で張り込み調査をします。
張り込み調査では、対象者の顔や特徴がわかっていることが重要となりますので、できるだけ最近の写真や動画を依頼者が探偵に提供できると調査に有効です。
また、張り込み調査を行うのは対象者だけにとは限らず、有力な情報を持っている可能性がある人物と接触するために、その人が現れそうな場所で張り込むこともあります。
このように、データ調査や聞き込み・張り込み調査等を行いながら対象者の情報を入手し、現在どこにいるのかをつきとめて行くのが人探しの実態です。
成功のポイントは『情報の質と量そしてスピード』
探偵はその経験で培ってきた人探しを成功させる様々なスキルとノウハウがあります。しかし、その能力を発揮するにもある程度の情報が必要です。いくら探偵でも顔も名前も特徴も何もわからない状態からいきなり探すべき人を見つけられるわけではありません。
時には、探偵の持つデータベースから名前と年齢だけで対象者をかなり絞り込めることもありますが、簡単な話ばかりではありません。同姓同名の同年齢の人がいてもそれが本当に対象者か明瞭ではありません。通常は複数の情報を組み合わせ、そこからまた情報を引き出して、対象者の所在を正確につきとめていきます。
探偵の調査は警察の調査とは違い、戸籍や住民票、携帯電話の履歴などの開示をしてもらう権限はありません。つまりどんなに些細な事でも依頼者からの情報は多いほどよいのです。
そうした情報の多さに加えて確かさも重要です。曖昧で不確実な情報はあまり頼りになりません。そして、情報の新鮮さも調査には重要です。時間が経てば経つほど情報も古くなってしまうのでスピードも大切なのです。このように、情報の量だけではなく質のよい情報が役立つのです。
また、昔の恩人を探したい人などでは別の話ですが、家出してしまった人などの行方不明者では時間が経てば経つほど発見率も低下する傾向があります。
警察が取りまとめた令和2年の行方不明者に関するデータによると、所在が確認されたケースの50%が行方不明者届を受理したその日に見つかっています。そして、2日目から7日目までの間には31%が所在確認、合わせると1週間で81%です。
このことから間違いなく言えるのは、「調査開始が早ければ早いほど見つかりやすい」という事です。
早ければ早いほど、目撃者の記憶が鮮明であったり、手がかりが残っている事があるのです。
警察に行方不明届を出す場合でも、探偵に人探しを依頼する場合でも、スピードが決め手となります。行方不明と判断したら、躊躇せず迅速に動くことをおすすめします。
探偵に人探しを依頼した場合の料金
人探しをしたい時、探偵に調査依頼をしたら料金はいくらになるのか気になるところでしょう。人探しの調査料金については難易度によって金額が決まってきます。難易度が低ければ10万円程度から、難易度が高いと100万円以上となる場合もあります。どれほど情報があるか、調査の範囲が広域に及ぶのか、行方が分からなってからどれくらいの時が経っているのかなど、諸条件により調査料金に大きな値幅がでてきます。
人探しの調査でよくある料金プランは、『着手金+成功報酬』というパターンです。着手金は基本料金と表記されていることもあり、調査に成功しても失敗しても支払う料金となっています。それに対して成功報酬は成功したときのみに支払うものになりますので、成功しなければ着手金のみとなるわけです。
まとめ
ケンカして以来音信不通になってしまった大切な友人を探してほしい、子供が家出してしまった、お金を貸して逃げられた債務者を見つけてほしい等、人探しの理由は様々あるでしょう。
探偵が行う人探しの成功率は70%から90%となっていますので、この数字はかなり高いといえるでしょう。
成功率100%と謳っている探偵事務所もあるかもしれませんが、100%という数字は人探しにおいてあり得ない数字のため信用できません。見つからなくても調査継続中とし失敗としてカウントしていない、見つかりそうにない人探しは受けないなど、成功率をよく見せるカラクリが潜んでいる事もあるので注意しましょう。
そして、人探しの成功率は探偵へ提供される情報の多さ・質・新鮮さなどによっても変わってきます。正確な情報が多くあるほど成功しやすく、また、調査開始までのスピードも早いほど成功する可能性は高まるためかなり重要です。
人を探すなら、できるだけ早く調査を開始する事ができるように、躊躇なく相談するとよいでしょう。
初めてのご依頼、不安なことが多いかもしれませんが、安心してご相談ください。
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